ずっと写真を撮っていたボーイング787ですが、今日初めて搭乗しました。
実際は、先々週に乗っているハズだったのですが出発の直前に機体のトラブルで欠航になるという不運に見舞われていました。その因縁の2号機ですが今日は快調。 機内は、これまでの機体よりも広く、照明はLED。座席には液晶モニタ完備です。ケーブルを貸してもらえば手持ちのiPodも接続できます。 機内の気圧ですが815 hPaで767よりは高いことが分かりました。湿度も高いようですが湿度計までは準備していませんでした。 なんとなく新しい飛行機の旅が始まったという感じです。来週末も搭乗が楽しみです。 ![]() ▲
by yamorimo
| 2012-07-28 22:32
| その他
こちらでよく紹介しているテルモのレガフォースEXですが、私の行った中心静脈穿刺についてのアンケート調査が開発に多少役立っています。という訳でもないのですがTokumine先生の行われたレガフォースEXのみえかたについての検討の論文に共著者になっています。論文はこちらです。
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by yamorimo
| 2012-07-26 23:26
| 中心静脈穿刺
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by yamorimo
| 2012-07-18 22:47
| その他
アストラゼネカのWeb Refresher Courseは来週18日水曜日です。
お馴染み長田先生がお得意の鎮静薬・鎮痛薬の相互作用について語られます。前回のお作法編からいきなり実践編に移りましたがぜひご覧下さい。 ▲
by yamorimo
| 2012-07-15 18:49
| 麻酔
第3回Nippon Neuromuscular Meetingに参加した。
武田先生の総括から。 今日の参加者は700名程度。 ブリディオン発売以来約200万人の患者に使われた。 現在の筋弛緩薬のシェアはエスラックスが90%程度である。ブリディオンは全身麻酔症例の53%で使用されており、筋弛緩を拮抗する必要のある症例の70%程度である。 アナフィラキシーは10万人に2.8人の比率で起こる。発症は投与後5分以内が70%、10分以内が90%でありブリディオン投与後10分は経過をみることが重要。 一方で、筋弛緩薬が原因のアナフィラキシーに対してブリディオンが有効という報告もある。 優秀演題(研究奨励賞受賞) 北島先生 挿管時の筋弛緩の評価は咬筋が母子内転筋よりも有用で早い。 伊藤先生 ロクロニウムの個人差をT1が5%回復する時間で評価。以後の必要ロクロニウム濃度を決定できる。 講演 高木先生 ブリディオンの登場でエスラックスの追加投与量が増えた。 ロクロニウム最終投与から拮抗までの時間が短い(最後まで筋弛緩を投与)。抜管〜退室時間が短縮。 再挿管について、 スガマデクス200mg投与に見合うロクロニウムは60mg。この関係で投与ロクロニウム量を増やせばよい。 Viby-Morgensen先生 いわゆる筋弛緩モニタの大御所。PTCも考案された。 筋弛緩モニター下にエスラックス、スガマデクスを使用することを強調。 再クラ-レ化 ブリディオンの過小投与により一度拮抗された筋弛緩が再度効果発現する。 理解した感じではロクロニウムが組織から血中に帰って来ることによる? 岩崎先生 来年は日本麻酔科学会に合わせて開催予定。 ▲
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| 2012-07-15 07:37
TKAの術後鎮痛に対する末梢神経ブロックとしては大腿神経ブロックがメインになります。しかし大腿神経ブロック単独では膝裏の痛みを訴えるケースが多く坐骨神経ブロックの併用が必要になります。坐骨神経ブロックのアプローチにはいろいろありますが完全に坐骨神経をブロックしてしまうと手術による神経障害を評価できないということで整形外科サイドとの調整が必要な施設もある訳です。
以前から、TKAに対する坐骨神経ブロックは脛骨神経ブロックだけでよいということを大阪大学のSakai先生が発表されていましたが、きちんとした論文が海外から出ました。 Femoral Nerve Block With Selective Tibial Nerve Block Provides Effective Analgesia Without Foot Drop After Total Knee Arthroplasty. Anesth Analg 2012;115:202 坐骨神経ブロック膝窩アプローチは通常膝下部で脛骨神経と総腓骨神経に分かれている坐骨神経を中枢に追っていき、両者が1本になった部分でブロックします。この研究では通常の坐骨神経ブロック膝窩アプローチと、それよりも末梢で脛骨神経のみブロックする方法を、大腿神経ブロックと組み合わせてTKAの術後鎮痛の状況について検討しています。 選択的に脛骨神経ブロックを行うことにより、術後の腓骨神経領域の運動機能(背屈)は温存された。脛骨神経領域の足底屈の障害は両者で同様であった。術後痛の状況は両者で差がなかった。 選択的脛骨神経ブロックの動画はLiSAの8月号に本家Sakai先生分が掲載されます。一応自分でおこなった症例をアップしておきます。 部位は膝窩部から約5cmで脛骨神経と総腓骨神経がならんでいるくらいの位置です。左の脛骨神経に向けて針をすすめ左側(内側)中心に局所麻酔薬を投与しています。使用量も10mlと通常の半量に留めています。 ▲
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| 2012-07-13 23:25
| その他
BD Nexivaは私がTIVAの講演等で推奨している静脈留置針です。少し改良されたということなので紹介してみます。
プロポフォールとレミフェンタニルでTIVAを行う際最も重要なのは確実な静脈路です。またポンプからの薬液をどこに接続するのかもポイントです。静脈留置針とポンプの間のデッドスペースが大きいと流量を変化させたときの反応が遅くなります。また本体の輸液がなくなったのに気付かないと長時間麻酔薬の投与が中断するということもありえます。 BD Nexivaのダブルアクセスポートタイプであれば静脈留置針の根本に三方活栓がついている感覚で使えるので上記の問題点がなくなります。いろいろ利点がありそうですが麻酔科領域ではTIVA用といっても過言ではない針だと思います。 ![]() 問題点は,カテーテルの挿入にやや抵抗があることでしたが、最新型では改良されたとのことです。あとは翼状針に近い形状なのですが、翼が固く印象があります。最後はコストでしょうか? いずれにしても安全なTIVAの実施にはこのNexivaをお勧めしたいと思います。 ▲
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| 2012-07-12 23:25
| 麻酔
今回いち早く沖縄で入手したのがLiSA7月号です。昨年暮れから企画を初めて半年ほど頑張ってきました。直前になって動画もという話になり急遽対応しています。来月はさらにレベルの高いブロックを取り上げますのでご期待下さい。
来月は、Sakai先生の大腿神経へのカテーテル挿入の動画を準備中ですが、私のAnesthesiology Network用の英語キャプション入りの動画を紹介します。持続大腿神経ブロックのばあい、短軸+交差法から、近年は短軸+平行法に切りかわってきました。このあたりを今回の企画でご理解頂ければ幸いです。 ▲
by yamorimo
| 2012-07-07 00:37
| 麻酔
サマーセミナーは日中はリフレッシュタイム。ということでレンタカーでほぼ沖縄一周を試みました。
まず古宇利大橋。山口県の角島大橋を抜いて日本一の無料の橋みたいです。雰囲気も一緒ですね。 ![]() その後最北端までドライブ。辺戸岬です。 ![]() 辺戸岬で案内をみて大石林山へ。ここは熱帯型カルスト地形で昔からの聖地であったとのことです。いろいろスポットがあるのですがこれは「生まれ変わりの岩」(だったような)。この石の中を3回くぐると生まれ変われるとの記載があり、3回くぐってみました。現地でもそうでしたが写真からもビンビンパワーを感じますね。 ![]() パワースポットついでに翌日は斎場御嶽へ。ここは琉球王国の聖地で世界遺産です。不思議な写真も撮れましたが、無難なこの写真を。 ![]() 沖縄パワーでこの夏も頑張ります。 ▲
by yamorimo
| 2012-07-04 00:07
| その他
サマーセミナーの続きです。
![]() こちらはKing Visionです。アメリカ製でアコマが輸入します。全体の感じはエアトラックに液晶モニタをつけた感じですね。MACGRATHと比べるとチューブ誘導型であること、ビデオ出力があることが売りかもしれません。その分ランニングコストは高そうです。いいライバルになりそうな感じです。 追われるというか、追い越されたエアトラックですが新型が出ます。 ![]() 本体の上に透明のカバーを付ける感じになり、コストも大幅に安くなりそうということです。これでも本体にモニターがないのはいけてません。 これらの登場でビデオ喉頭鏡からは目が離せません。今後デバイスの長所・短所を明らかにしていく努力が必要なのと、Suzuki先生のいう骨董鏡をこれらビデオ喉頭鏡に変える時期がいよいよ訪れたというのが実感です。 ![]() 当日の私の格好です。いろいろ出ましたが私はPENTAXファンであることを強調してレポート終わります。 ▲
by yamorimo
| 2012-07-03 00:21
| 麻酔
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