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超音波ガイド下橈骨動脈穿刺

昨日の中心静脈穿刺はまた改めてまとめるとして、橈骨動脈穿刺も動画を紹介する。

橈骨動脈へのカニュレーションは通常超音波ガイド下で行う必要はないが、何度も失敗して脈が触れにくくなったときや動脈硬化が強くて逆流はあるのになかなかカテーテルが挿入できないことがある。そんなときに、役立つのが超音波ガイド下の穿刺である。

使用するのは、リニアプローブかマイクロコンベックスプローブ。深度を最大で浅くする。あとは横断面で橈骨動脈を探す。必要ならドップラーを使用する。

穿刺はこれまた交差法、平行法いずれも長短があるが私は交差法で行っている。穿刺針はインサイトAを使用する。穿刺部位はある程度の深度がとれる部位で通常よりも中枢側になる。これは手首付近で失敗を繰り返した場合にも有用だ。最適な深度はまだつかんでいないが、皮膚から5mmくらいの部位に橈骨動脈が存在するくらいがよいと思う。もちろんより深部でも可能である。
あとはプローブを直角よりもやや寝かせて、プローブのすぐ横から穿刺する。5mmのところでプローブの直下で血管に入るには穿刺角度は皮膚に対して30-45°くらいになる。この辺りはプローブの厚みによる。
あとは動脈のど真ん中を目標に穿刺する。位置が狂っていたら左右に針先を向けるのではなく、穿刺位置を変える。画像上針が血管内にあり、血液が逆流してきたらゆっくりガイドワイヤーを挿入する。この操作はワンハンドで行う必要があるので私は親指を使っている。ワイヤーが入ればブローブを離してカテを留置する。
本当は、平行法でカテの挿入をみるべきなのだろうが、一応この方法でうまくいっているので紹介したい。
小児には行ったことがないが的がさらに小さくなるので難しいのではないだろうか。

この方法でbestとは思っていないのでコメントお願いします。



動画は縦が約2cmになります。
by yamorimo | 2010-01-25 21:58 | 電脳麻酔学入門
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