レミフェンタニルの使用状況2009 その1
2009年 04月 22日
まず、レミフェンタニルの使用について、
ほとんど使用がほぼ半数となった。昨年と比べても安定して使用されているのが分かる。
次に、併用する麻酔薬について、
まず、今回は案内文を配布したこともあり回答者がこれまでとは少し違っていることは考慮する必要があるだろう。昨年までの吸入麻酔薬とTIVAが拮抗した状況から一気に吸入麻酔薬優位の結果となった。この理由については尋ねていないのだが、考察はまた後日としたい。
セボフルランの使用状況はこの3年で大きく変わってきた。当初はアルチバ使用ガイドに従って1%程度が多かったのに対して、今回の結果では1.2-1.5%が主流となり、より高濃度という傾向が明らかとなった。これはメーカーサイドのPR活動も効いているのではないかと思われる。
BISモニタの使用に関しては昨年と変わらなかった。やはり保険適応など環境面でのブレークスルーがないとこの状況は変わらないだろう。
最後にプロポフォールTCIの使用状況。昨年まで順調に伸びてきたのに大きく落ち込んでしまった。併用する麻酔薬の選択と同様にTIVAへの興味がやや落ちてきているのではないかと危惧される。
そのにに続く。