ヤンセンの砂時計の使い方
2008年 10月 07日
これもTsubokawa先生がすでに紹介されているが麻酔導入時に使用するのが本来の使用法になります。
まずレミフェンタニルを0.5μg/kg/minで開始、砂時計スタート、3分後に0.25μg/kg/minに減量する、このタイミングを計るのが目的です。
先日のPDFにも入れましたが、セボフルラン麻酔だとこんな感じです。
レミフェンタニルを0.5μg/kg/minで3分投与すると、患者は呼吸抑制はもちろん意識レベルも軽度低下します。ここでレミフェンタニルを減量、プロポフォールを0.5-1mg/kgと少量投与します。特に高齢者では少量で充分です。心拍数が60bpm以下ならアトロピン0.5mg投与、セボフルラン5%吸入開始、換気OKならロクロニウム投与、実はセボフルラン吸入開始でもう一度砂時計をスタートするとさらに3分後が気管挿管のタイミングとなります。挿管後はレミフェンタニルを0.1μg/kg/minまで減量します。
こんな感じで導入すると麻酔導入時の血圧低下や徐脈の頻度はずっと減るはずです。
次回は、TIVAでの使い方について。。。