誘発電位モニタリングとTIVA
2008年 08月 30日
これまで誘発電位特に、MEPモニタを行う際の麻酔は非常に困難でした。
レミフェンタニルが登場してからは大きく状況が変わってきたのは確かです。
これまではMEPモニタの際には抑制の少ないTIVAで行う必要があったことと、筋弛緩薬が使えないのが難点でした。筋弛緩モニター下に少量を投与してもこれで体動が抑制できるのかは不安が残るところです。レミフェンタニルを使えば筋弛緩薬を使用せずにTIVAで維持しても体動の可能性はかなり低くなりました。もう一つは、併用する麻酔薬が少なくなったためセボフルランで維持してもMEPが評価できる可能性が高くなってきたことです。これらにより以前より楽に麻酔管理が可能になってきたという趣旨の講演を行いました。
問題点としては、例えば動脈瘤クリッピング術の術中虚血でMEPが変化したとして、その虚血性の神経細胞障害を比較的大量に使っているレミフェンタニルが増悪しないかという点です。これは今後症例を重ねていくしかないのですが、それでも臨床データーで明らかになるほどの差はでないと思っています。





