アルチバアンケートの結果(術中覚醒)
2008年 04月 11日
アルチバアンケートの結果の続きです。集計結果から取り急ぎお知らせしたほうがよさそうなものから公開します。
途中経過は示しましたが、アルチバ使用時の術中覚醒の経験については、ある4%、疑いのある症例はある14%でないが82%でした。
ではこれを維持麻酔濃度との関係で解析してみます。維持セボフルラン濃度が0.7-1.0%の人と、1.2%以上の人に分けて術中覚醒の頻度についてみるとこのようになりました。
全体的に、維持セボフルラン濃度が0.7%という人は減っているのですが、やはり維持のセボフルラン濃度としては1.2%以上がよいかもという結果となりました。
次にBISモニタの有無でも差があるかみてみます。BISをほとんど使用あるいは、50%以上の人と、それ以外で分けてみます。
BISモニタが有用なのか、BISモニタを常用しようという人はいろいろ気を付けているのかは不明ですが、やはりアルチバ麻酔時にはBISモニタは有用といえそうです。
以上、アルチバ麻酔時の術中覚醒の頻度は多いかもしれない。
予防には、BISモニタの使用とセボフルランであれば1.2%以上を維持することが望まれる。
というのがあくまでも術中覚醒という視点からの考察です。
途中経過は示しましたが、アルチバ使用時の術中覚醒の経験については、ある4%、疑いのある症例はある14%でないが82%でした。
ではこれを維持麻酔濃度との関係で解析してみます。維持セボフルラン濃度が0.7-1.0%の人と、1.2%以上の人に分けて術中覚醒の頻度についてみるとこのようになりました。
全体的に、維持セボフルラン濃度が0.7%という人は減っているのですが、やはり維持のセボフルラン濃度としては1.2%以上がよいかもという結果となりました。
次にBISモニタの有無でも差があるかみてみます。BISをほとんど使用あるいは、50%以上の人と、それ以外で分けてみます。
BISモニタが有用なのか、BISモニタを常用しようという人はいろいろ気を付けているのかは不明ですが、やはりアルチバ麻酔時にはBISモニタは有用といえそうです。
以上、アルチバ麻酔時の術中覚醒の頻度は多いかもしれない。
予防には、BISモニタの使用とセボフルランであれば1.2%以上を維持することが望まれる。
というのがあくまでも術中覚醒という視点からの考察です。
by yamorimo
| 2008-04-11 18:04
| 麻酔