アンカー コズミカ英和辞典
2007年 12月 21日
これまで私の一押しの英和辞典はスーパーアンカー英和辞典だった。
辞書は慈書(=言葉を慈しむことを学ぶ書物)たれ。
辞書は滋書(=言語中枢に滋養を与える書物)たれ。
という編者のポリシーに貫かれた本書は、優れた学習英和辞典の中でも図抜けた存在だった。
欠点は収録語数が66000しかないところで、ジーニアス英和辞典など同種の辞書が10万近いのにくらべると見劣りがしたし、実際に不便だった。
今回登場したアンカーコズミカ英和辞典はスーパーアンカー英和辞典の上位版であり、収録語数が9万までアップした他、印刷もやや落ち着いた色遣いになり一般人にも使いやすくなった。
基本的には、同じ単語であればほぼスーパーアンカー英和辞典から変わりはない。追加されたのは、和英のツボという欄で、まさに発信型辞書の特徴だろう。
例えばchallengeという単語を引いてみる。
ジーニアスでは、名詞の場合、(やりがいのある)課題、難問、(競技などへの/しようという)挑戦という意味がならぶ。
コズミカだと、挑戦的なことへの呼びかけ、挑戦とならび、挑戦を受ける側ではなく、努力を要請する側からのかかってこいなどど挑戦、挑発することばという解説が続く。さらに和英のツボで、日本語のチャレンジとは意味が違うことが解説されている。
スーパアンカーでも語法欄で同様の説明があるが、コズミカではより一層洗練されている。だからこれは本当に英作文などをするときに単語の意味や用法を確認する辞書で、英英辞典の代わりに使える性格のものだろう。またパラパラと読み物的に楽しむのもよい。
巻末の、appleは「リンゴ」か -英語と日本語のモノのとらえ方- は例えば冠詞の使い分けに役に立つので立ち読みでも是非。
辞書は慈書(=言葉を慈しむことを学ぶ書物)たれ。
辞書は滋書(=言語中枢に滋養を与える書物)たれ。
という編者のポリシーに貫かれた本書は、優れた学習英和辞典の中でも図抜けた存在だった。
欠点は収録語数が66000しかないところで、ジーニアス英和辞典など同種の辞書が10万近いのにくらべると見劣りがしたし、実際に不便だった。
今回登場したアンカーコズミカ英和辞典はスーパーアンカー英和辞典の上位版であり、収録語数が9万までアップした他、印刷もやや落ち着いた色遣いになり一般人にも使いやすくなった。
基本的には、同じ単語であればほぼスーパーアンカー英和辞典から変わりはない。追加されたのは、和英のツボという欄で、まさに発信型辞書の特徴だろう。
例えばchallengeという単語を引いてみる。
ジーニアスでは、名詞の場合、(やりがいのある)課題、難問、(競技などへの/しようという)挑戦という意味がならぶ。
コズミカだと、挑戦的なことへの呼びかけ、挑戦とならび、挑戦を受ける側ではなく、努力を要請する側からのかかってこいなどど挑戦、挑発することばという解説が続く。さらに和英のツボで、日本語のチャレンジとは意味が違うことが解説されている。
スーパアンカーでも語法欄で同様の説明があるが、コズミカではより一層洗練されている。だからこれは本当に英作文などをするときに単語の意味や用法を確認する辞書で、英英辞典の代わりに使える性格のものだろう。またパラパラと読み物的に楽しむのもよい。
巻末の、appleは「リンゴ」か -英語と日本語のモノのとらえ方- は例えば冠詞の使い分けに役に立つので立ち読みでも是非。
by yamorimo
| 2007-12-21 23:12
| 英語