DVD付きの方は先日紹介したが、同時期に出版されたもうひとつの神経ブロックの教科書を紹介したい。
超音波ガイド下神経ブロック法ポケットマニュアル(克誠堂)とそれを発展させた超音波ガイド下区域麻酔法(克誠堂)が日本超音波区域麻酔研究会の総力を結集した本とすると、本書は島根大学での神経ブロックの実践篇という成り立ちだろう。DVDは付いていない。掲載されているブロックの数として少ないがその分実践的な情報は充実しているかもしれない。個人的には自分も参加した「超音波ガイド下区域麻酔法(克誠堂)」を応援したいが、やはり両方持っておくべきだろうというのが結論だ。
例えば、腕神経そうブロックの鎖骨下アプローチ。両書では方法に違いがあるので、比較してみると面白い。
あと最近ソノサイトのマイクロマックスを試用する機会があったが一段と性能が向上している。あとはお値段をがんばってもらえれば普及するのだが。iLookやソノサイト180では神経ブロックは厳しいです(そういいながら180でがんばっています)。