超音波ガイド下末梢神経ブロック入門(3)

超音波ガイド下末梢神経ブロック入門。いよいよ各論へ。

ブロックの各論は、上肢、下肢、体幹に分けられるがまずは上肢から。
上肢のブロックは斜角筋間法に注目が集まっているが、始めは鎖骨上アプローチから始めてみよう。ここは鎖骨と鎖骨下動脈というはっきりとしたランドマークがある上に、神経は比較的収束している。適応としては、肩への効果は?だが、上腕、肘、前腕の手術にはほぼ適応となる。

プローべを鎖骨上部に当て、やや鎖骨の下を覗くとこんな感じでみえる。
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重要なことは、第一肋骨を確認することで、最も危険な気胸をさけることができる点にある。これまでのクーレンカンプ法ではまず第一肋骨に針を当て、神経に放散痛が出る点を探したがまれにそのまま肺へ進んでしまうことがあった。
拍動している鎖骨下動脈をみつけたら、その外側上方に蜂の巣状ともいわれる形の腕神経叢を確認できる。あとは外側からプローべに平行に針を進めるとブロック可能だ。始めのうちは神経刺激装置を併用するとよいだろう。刺激電流は始めは1mA程度で、ブロック時には0.5mAで反応の出る点で局所麻酔薬を注入する。

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by yamorimo | 2006-12-25 21:18 | PNB
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