周術期の輸液管理
2014年 05月 23日
コンセプトは全体に統一されている。近年のgoal-directed fluid therapyの流れ、フロートラックに代表されるモニタの進歩、そして膠質液としてボルベンが使えるようになったとこと。この流れで新しい輸液管理の概念と症例による各論が展開されている。私などは、SVV本当に役に立つの?とちょっと思ってしまうのだが、近年の論文を中心にまとめるとこんな感じになるのだろう。その意味では本書は最新の輸液管理について学び、実践するのにこれ以上ない本だということができる。信じている人も信じていない人も一読をお勧めしたい。
次々と日本の麻酔科界に旋風を巻き起こすLiSAコレクション。次の企画も期待したい。
これでネタ切れなので書評は終了です。