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麻酔科研修ノート

書評の続き。

麻酔科研修ノート第2版(診断と治療社)

この本は小型ではあるが660ページもある。特徴は何でも載っている多様性にあると思う。その分1項目当たりのページ数は少ない。あくまでもより大きな本を読む前にざっと学習するための本といえると思う。
例えば区域麻酔は30ページ。この中に脊髄くも膜下麻酔から神経ブロックまで入っている。個々のブロックについては正直これを読んで施行するのは難しいかなと思う。もちろん幅広く網羅されている本書の価値はそのような面ではない。いつも机の上に置き、辞書的に調べるのには最適の書というのが印象である。

注意点:本書には2010年発行の第一版があり、外見はそっくりである。お買い上げの際は間違えないようにお願いしたい(何故かAmazonでは旧版がベストセラー上位に来ているのでご注意を)。

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by yamorimo | 2014-05-22 22:02 | 書評
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