日本区域麻酔学会第1回大会が岡山市で開かれた。
今回は超音波装置の新顔が注目だった。
まずはGEのVenue。バージョンアップして操作性と画質が向上している。これなら神経ブロックにも十分使える。
もう一台はロジックEの新型。こちらも大幅に画質が向上している。聞けば昨年我々がGEの工場を見学したときに意見交換を参考に徹底的に画質を変えてみたという。こちらは試用中の佐倉先生。腰神経叢の描出も楽々という感じだった。
リニアプローブにはボタンが4つあり自由に機能を割り当てられる。フリーズとか使用頻度の高い操作を手元で可能ということだ。
もひとつ注目はSIEMENS。ワイヤレスのリニアプローブは手元での操作も可能。これまでにないいろいろな持ち方が可能と思われた。現在のリニアプローブはやや幅が狭いので使用目的によって長所にも短所にもなるだろう。
この機種は昨年9月のNYSORAでは使えそうになかったのだが日本向けに画質をチューニングして学会に臨んだということで十分な性能であった。
すでに超音波装置のある施設も買い増しの時にはいろいろな選択枝ができてきたということ。麻酔科学会でぜひ確認してみていただきたい。