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Pharyngeal wall injury during videolaryngoscopy-assisted intubation

McGRATHの登場で少し懸念しているのがこの咽頭~喉頭壁の損傷である。これまでGlideScopeではいくつか報告があったのだが今月のAnesthesiologyでも再度GlideScopeによる咽頭壁の損傷が報告されている。

Pharyngeal wall injury during videolaryngoscopy-assisted intubation. Anesthesiology 2013;118:709

77歳の女性が問題のないオフポンプACBGの術後にICUへ入室した。喉頭鏡による挿管が困難で、GlideScopeを使用して何度かの試みの後で気管挿管に成功したと報告があった。
抜管の準備をしていたところ、口腔内、咽頭内からクロットがみとめられ除去された。挿管チューブは口蓋舌弓kから右の扁桃を穿通していた。そのまま抜管すると大量の出血が予測されたため、耳鼻科医が組織を切断してチューブを開放し、粘膜の損傷部を縫合した。その後問題なく抜管できた。

GlideScopeのようにチューブ誘導溝のないタイプのビデオ喉頭鏡では挿管チューブの挿入時に、口腔内から画面にでてくるまでの間がブラインドでの操作となりこのように扁桃などの損傷の報告が散見される。
McGRATHでもチューブの挿入時には注意が必要となるだろう。その意味では研修医が使用するにはAWSの方が安全といえるのかもしれない。

このような合併症の報告が国内でも発生しないことを祈ります。
by yamorimo | 2013-02-28 23:51 | DAM
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