BD Nexiva
2012年 07月 12日
プロポフォールとレミフェンタニルでTIVAを行う際最も重要なのは確実な静脈路です。またポンプからの薬液をどこに接続するのかもポイントです。静脈留置針とポンプの間のデッドスペースが大きいと流量を変化させたときの反応が遅くなります。また本体の輸液がなくなったのに気付かないと長時間麻酔薬の投与が中断するということもありえます。
BD Nexivaのダブルアクセスポートタイプであれば静脈留置針の根本に三方活栓がついている感覚で使えるので上記の問題点がなくなります。いろいろ利点がありそうですが麻酔科領域ではTIVA用といっても過言ではない針だと思います。

問題点は,カテーテルの挿入にやや抵抗があることでしたが、最新型では改良されたとのことです。あとは翼状針に近い形状なのですが、翼が固く印象があります。最後はコストでしょうか?
いずれにしても安全なTIVAの実施にはこのNexivaをお勧めしたいと思います。