持続ブロックは単回のブロックをある程度マスターした後に試みるべき手技であるが、適切に留置されればその効果は抜群である。持続ブロックで最も一般的なのは大腿神経ブロックであろう。
臨床麻酔学会の一般演題で、平行法で単回投与後にそのスペースを狙って交差法でカテーテールを留置しているという発表があった。発表後演者に、きれいに平行法でアプローチできるならそのままカテをいれたらどうですかと質問したらきょとんとした顔をされてしまった。
持続大腿神経ブロックの手技にはいろいろある。交差法は従来一般的だったが、最近はカテーテルの位置を確認できる平行法が多い傾向にある。
You tubeの動画で勉強してみよう。
この動画は参考になるが疑問はカテーテルを大腿神経の上面に留置している点である。膝への感覚繊維は主として大腿神経後面を走っている。
私の手技がこちら。BBraunのペリフィックスだとこのくらいはみえる。最後にエアー入りの局所麻酔薬を入れて終了である。