ディスポ気管支ファイバースコープ
2011年 08月 24日
症例はリウマチを合併しており、小顎であきらかに挿管困難が予想されました。
マッキントッシュ喉頭鏡ではコルマックグレード4。とても挿管できそうにありません。
そこでオバサピアンとディスポファイバーの組み合わせを試みました。
このファイバーはアップ、ダウンが約90°で普通のファイバーと比べるとやや劣ります。オバサピアンエアウェイから声門まではかなり距離があり、下顎挙上でも視界が開けません。ファイバーにコシもないのでちょっとゴールは遠そうな感じ。そこでオバサピアンにセットした挿管チューブをやや進めてエアウェイを延長した感じにしてみました(これは邪道)。すると視界が開けました。
画質を危惧していましたが、実用に耐えると思います。
経口の場合は、オバサピアンよりも長いバーマンエアウェイを使うとよさそう(麻酔科学会のDAMでデモした組み合わせです)。あとはLMAやAir-Qとの組み合わせて挿管チューブを誘導くらいなら充分使えると思います。