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電脳麻酔ブログ

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輪状甲状膜穿刺キット

輪状甲状膜穿刺キットとしては先日クックのメルカーを紹介しました。使い勝手はよいと思いますが、その他の選択肢としてスミスメディカルから出ている2つを紹介します。

ミニトラックII
ミニトラックはICUで抜管後患者の痰取り目的などでも使われています。
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メルカーとの違いは、穿刺針が短いツーイ針であること、ダイレーターが2つ。チューブがやや長いなどです。中心静脈カテ-テルが原型か、硬膜外針などが原型なのかという違いかもしれません。

クイックトラック
より早くという向きにはクイックトラックがあります。昔からあるトラヘルパ-の進化版でしょうか?
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輪状甲状膜をブスリと穿刺します。赤い部分はストッパーになっていて気管後壁を損傷するのを防ぎます。空気の逆流を確認(注射器には水を入れておくと確認しやすい)したら、ストッパーを外し、さらに押し込みます。

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上のコネクターで麻酔回路やアンビューバックと接続します。

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これらのキットは常に手術室に置いておき、必要に応じて看護師を含めて穿刺のシミュレーションをしておく必要があります。今回の当院のDAMでは3種類すべて穿刺のトレーニングを行いました。実際に使ってみて、緊急の場面で使えそうなモノを揃えておく必要があります。
by yamorimo | 2011-07-07 23:20 | DAM

by yamorimo
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