輪状甲状膜穿刺キット
2011年 07月 07日
ミニトラックII
ミニトラックはICUで抜管後患者の痰取り目的などでも使われています。
メルカーとの違いは、穿刺針が短いツーイ針であること、ダイレーターが2つ。チューブがやや長いなどです。中心静脈カテ-テルが原型か、硬膜外針などが原型なのかという違いかもしれません。
クイックトラック
より早くという向きにはクイックトラックがあります。昔からあるトラヘルパ-の進化版でしょうか?
輪状甲状膜をブスリと穿刺します。赤い部分はストッパーになっていて気管後壁を損傷するのを防ぎます。空気の逆流を確認(注射器には水を入れておくと確認しやすい)したら、ストッパーを外し、さらに押し込みます。
上のコネクターで麻酔回路やアンビューバックと接続します。
これらのキットは常に手術室に置いておき、必要に応じて看護師を含めて穿刺のシミュレーションをしておく必要があります。今回の当院のDAMでは3種類すべて穿刺のトレーニングを行いました。実際に使ってみて、緊急の場面で使えそうなモノを揃えておく必要があります。