SmartPilot Xplore③
2011年 05月 23日
まず、気付いたのは体重の入力が10kg毎になっている点。年齢や身長も同様である。患者によってはかなり誤差が出てきそうな部分である。
プロポフォールはTCIが使えないので、20mg/kg/hで、レミフェンタニルを0.4μg/kg/minで麻酔を導入してみた。入力している間に呼吸が止まっていて少し焦る。当たり前だが1人では使いにくい。
これが患者就眠時、このままではどんどん麻酔が深くなることが分かる。プロポフォールを4mg/kg/hへ、レミフェンタニルを0.1μg/kg/minに減速して気管挿管。
こちらは挿管後、現時点と10分後、15分後の位置が分かるのがよい。
この症例はこの後、スリープから起動できずに何故かその前の症例に変わってしまい、ここで終了。細かなバグもあるのだろう。麻酔維持期はほとんど変わらないだろうが、覚醒時には多少役に立つのかもしれない。
ということで、あくまで教育ツールですので、これで麻酔しようと思わなければ使ってみる価値はあると思われる。