今回ソノサイトさんからブースでの講演を依頼されたがいろいろ考えてTAPブロックの話をさせていただいた。
四肢のブロックの適応は主として整形外科領域になるため施設によっては特に大学病院では症例が少ないという声もある。その点TAPブロックは成人の腹部手術から小児のソケイヘルニアなどまで適応の幅は広くマスターすれば大きな武器になる。
まず、成人の腹腔鏡下手術などから始めてみるとよいだろう。ソケイヘルニアなどでは腸骨ソケイ、腸骨下腹神経ブロックの適応だが、すべてTAPブロックで代用可能である。まず標準的なTAPブロックで手技を固めてからsubcostal TAPブロックや腸骨ソケイ神経ブロック、さらに小児へと応用していけばよい。
講義の内容を再編集して
アップしたので参考にしていただきたい。あくまで自分の経験に基づいた意見と思って頂きたい。
さてここまでは前振りでyshiba先生から面白い動画をご紹介頂いた。腹腔鏡で観察しながらTAPブロックを行ったという動画みたいである。