鎖骨下穿刺後の確認
2010年 11月 12日
この中で、カテーテル挿入後に超音波で内頸静脈内を観察して頭側に向かって入っていないことを確認する部分が入っている。
この方法は自分でもずっと実践しているのだが、使用している超音波装置によっては視認性が悪くなかなか分からない。
たとえばこんな感じでみえる。

疑わしいときには、少しカテを動かしてみるとよく分かる。もう一つは、注射器で生理食塩水10mlくらいを注入してみる。微量の空気が入っているくらいが視認性がよい(TEEをお使いの先生なら分かるハズ)。
頭側に向かっているときは透視下で作業するのが確実だがちょっと面倒かもしれない。そこでカテを10cm弱まで抜いてきて、カテーテルだけ進めるとうまく心臓に向かうことが多い。うまくいったと思ったらまた超音波で確認する。
この方法は外頸からカテを挿入する際にも有効である。もちろんうまくいかなくても責任は持てないのであくまで自己責任でお願いします。