『周術期管理テキスト2010』
2010年 09月 08日
『周術期管理テキスト2010』というのはつくづくよくできた教科書だと思っている。
何といっても3000円というのがよい。これならうちの病院の麻酔科研修1ヶ月半の初期研修医の先生であっても喜んで買ってくれる。手術室の看護師もほとんど購入した。書店では買えないのが問題だが、そこが低価格の秘密なのだろう。さらにアナウンスされていないことだが、著者の印税はゼロである。その恨みが逆によい原稿となって結集しているように思う。実際に臨床の最先端で頑張っている麻酔科医の知識が結集されているということで、過去のどの教科書よりも迫力があるのだ。Asai先生の気道確保やSH先生の脳波モニタの部分など麻酔指導医クラスでも充分読む価値がある。
欲をいえば、各論部分でちょっと短めである。もちろんここを長くするとさらに厚い本になってしまうので良し悪しではある。
2010とついているようにこのテキストは進化することが予定されている。今後も注目である。
何といっても3000円というのがよい。これならうちの病院の麻酔科研修1ヶ月半の初期研修医の先生であっても喜んで買ってくれる。手術室の看護師もほとんど購入した。書店では買えないのが問題だが、そこが低価格の秘密なのだろう。さらにアナウンスされていないことだが、著者の印税はゼロである。その恨みが逆によい原稿となって結集しているように思う。実際に臨床の最先端で頑張っている麻酔科医の知識が結集されているということで、過去のどの教科書よりも迫力があるのだ。Asai先生の気道確保やSH先生の脳波モニタの部分など麻酔指導医クラスでも充分読む価値がある。
欲をいえば、各論部分でちょっと短めである。もちろんここを長くするとさらに厚い本になってしまうので良し悪しではある。
2010とついているようにこのテキストは進化することが予定されている。今後も注目である。
by yamorimo
| 2010-09-08 23:10
| 書評