スガマデックスとTIVA

私の病院でもスガマデックスの使用が始まった。
さすがに投与してすぐに患者はfull powerとなる。これは覚醒の方法と投与のタイミングが重要だと感じている。あとアトロピンを使わないので循環の変動が少ない。ここは覚醒の状況以上に利点だと思う。

自分の麻酔では症例の1/3はLMAを使用して筋弛緩薬は最小限なので、実際のところそれほど感動はない。
開腹術などではエスラックスの投与を控えなくなったのが違いだろうか?これはいろんな意味で薬屋さんhappyの薬剤であることは間違いない。

EuroSIVAの最後で症例呈示があったがその中で、患者に自己抜管させていたのが印象的だった。少しレミフェンタニルを残してTIVAで麻酔しておけばスガマデックスで筋弛緩を拮抗したときにも挿管チューブの違和感なく覚醒させられるハズである。その意味でも今後はTIVAでスムーズな覚醒というのがポイントだろうと思いながら帰路についた。

それにしても少なくとも筋弛緩薬の使用については初期研修医でも失敗がなくなったのはいいことなのだが、教育的ではないですね。特にアトロピンとワゴスチグミンを6A割って注射器に吸うのは個人的にはいいトレーニングだと思っていたので残念。
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by yamorimo | 2010-06-18 20:07 | 麻酔
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