臨床モニター学会レポート
2010年 04月 26日
新しいアルゴリズム、灌流指標PI、脈波変動指標PVI
-全身麻酔管理にどう生かすか-
伊藤先生(東海大学)
PIとPVIの一般的な部分は省略。
利用法として輸液反応性以外に、麻酔深度のモニタとしても使えるのではないか?
PIとPVIは自律神経反応を反映する。
例えば、挿管前後でレミフェンタニルが0.3μg/kg/min投与ではPIが低下するが、0.5μg/kg/minでは変化しない。
腹腔鏡手術では気腹操作によりPIは低下し、PVIは上昇する。head downではPVIは低下する。
信頼できないケースとしては
PIの前値が著しく低値
頻回の体位変換などがある
輸液反応性の指標としてはPVIは有用だが、入れすぎの指標にはならない
心不全傾向の人にはCVPなどと併用して判断する
周術期循環評価における非侵襲的 SpHbモニターの有用性と限界
中西先生(日本医科大学)
SpHbはMasimo社のパルスオキシメーターで測定できる
8波長以上使用することでHb濃度を連続的に測定できる
PIやPVIと同時に測定できるので急激な出血などの評価ができる
現在精度を評価中でまだ市販されていない
どちらもMasimoのパルスオキシメーターの新機能ですが、最後のSanuki先生の講演後に、日本光電の青柳さんが色さえついていれば何でもパルスオキシメーターで測れると発言されていました。
ということでパルスオキシメーターには注目です。
術中覚醒シンポの内容については、「臨床麻酔」6月号に掲載されると思います。
またSanuki先生の講演も同様のものがヤンセンのWeb講演会で視聴できる様です。半分しか聴けなかったのでこちらも省略です。
臨床モニター学会は一時期低調でしたが、フロートラックの登場あたりからネタが増えてきたのと、土曜日1日の予定になった(以前は金曜日から土曜日の午前だった)ので勉強に行くにはよい学会だと思います。
ただ以前は産婦人科、循環器内科などの先生も参加していましたがほぼ麻酔科の学会になった感はあります。





