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Pharyngeal wall injury during videolaryngoscopy-assisted intubation

McGRATHの登場で少し懸念しているのがこの咽頭~喉頭壁の損傷である。これまでGlideScopeではいくつか報告があったのだが今月のAnesthesiologyでも再度GlideScopeによる咽頭壁の損傷が報告されている。

Pharyngeal wall injury during videolaryngoscopy-assisted intubation. Anesthesiology 2013;118:709

77歳の女性が問題のないオフポンプACBGの術後にICUへ入室した。喉頭鏡による挿管が困難で、GlideScopeを使用して何度かの試みの後で気管挿管に成功したと報告があった。
抜管の準備をしていたところ、口腔内、咽頭内からクロットがみとめられ除去された。挿管チューブは口蓋舌弓kから右の扁桃を穿通していた。そのまま抜管すると大量の出血が予測されたため、耳鼻科医が組織を切断してチューブを開放し、粘膜の損傷部を縫合した。その後問題なく抜管できた。

GlideScopeのようにチューブ誘導溝のないタイプのビデオ喉頭鏡では挿管チューブの挿入時に、口腔内から画面にでてくるまでの間がブラインドでの操作となりこのように扁桃などの損傷の報告が散見される。
McGRATHでもチューブの挿入時には注意が必要となるだろう。その意味では研修医が使用するにはAWSの方が安全といえるのかもしれない。

このような合併症の報告が国内でも発生しないことを祈ります。
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by yamorimo | 2013-02-28 23:51 | DAM | Trackback | Comments(0)

EV1000

エドワーズのEV1000を導入しました。これまでのビジレオモニターと同じといえば同じなのですが、見せ方を派手にしたモニターです。実際に心臓が動いているイメージまで表示されます。まあ麻酔科医のための高価なおもちゃといえるのかもしれません。全機能を使うにはプリセップカテーテルも使いCVP値も連続モニターする必要があります。
それにしてもこれからの麻酔器は千手観音のように手がたくさん必要になりそうです。

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by yamorimo | 2013-02-22 22:24 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

アストラゼネカ、讃岐先生の講演

アストラゼネカのWebrefresher course。讃岐先生の講演の再放送?が今日から始まっています。こちらからどうぞ。
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by yamorimo | 2013-02-22 22:00 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

i-gel最強論

ここ数年の声門上デバイスの進歩は著しい。昔ながらのLMAを使っている施設、価格面から後発品?のLMAを使っている施設などあると思うが当院では全面的にi-gelを使用することにした。これまでi-gelはLMA supremeの対応していない2.5以下のみ採用していたが、今後はすべてi-gelとしてバックアップにLMAプロシールを使用する。

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LMAsupremeとi-gelはいいライバルであるがいくつかの違いがある。以下は使用した私見である。

1. 挿入の容易さ
どちらも容易。supremeは時々先端が曲がってしまうことがある。胃管挿入孔が正中にあるのでまずGEBを食道に挿入して、それをガイドに挿入というワザは使える。

2.陽圧換気への対応
どちらも気管挿管には劣るが優れている。LMAはカフの容量で調節できるというメリットはある。i-gelではサイズの選択が重要で、表記よりも少し大きめがよいのではないかと思う。どちらにしても、陽圧換気への対応ではプロシール以外の従来型のデバイスとは大きな差がある。

3. 胃管の挿入
挿入できるサイズが、supremeは14Fr、i-gelは12Frである。胃液の吸引と思えば大きな差はない。この点も従来型のデバイスと比べた大きなアドバンテージである。

4.挿管困難への対応
DAMにおいて、i-gelを挿入して換気が可能になれば、i-gelを使って気管挿管できる。supremeはメインのチューブの内腔が細くて挿管には向かない。

以上の点から、日々の全身麻酔管理からDAMへの対応まで1種類で対応できるのがi-gelの特徴である。以前は、DAM時にはair-Qを使用していたが、日々使用していないため緊急時にうまく使えないということも多かった。そんな意味で現在の声門上デバイスとしてi-gelは最強ではないかと考えている。

陽圧換気時に有用なのは麻酔器の換気量モニターである。陽圧換気時には設定の換気量との差、気道内圧の変化に注意しながら麻酔する必要がある。

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by yamorimo | 2013-02-20 22:26 | DAM | Trackback | Comments(0)

そろそろ春

そろそろ春の気配が、、

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上の写真は、セボフルラン vs デスフルランみたいだという指摘がありました。ことしの麻酔科界、どちらの色が主流になるのか注目されます。
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by yamorimo | 2013-02-17 21:37 | その他 | Trackback | Comments(0)

アストラゼネカのWeb Refresher Course

アストラゼネカのWeb Refresher Course。今年も全4回開催予定です。第1回目は長田先生による、肥満患者と高齢者に対するTIVAの解説です。
ことしの特徴は、昨年のオジサン4名に加えて適宜、若手の先生にも参加して頂くという趣向になっています。
第1回目は3/7(木)です。事前登録をこちらからお願いします。
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by yamorimo | 2013-02-16 00:55 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

学会で走る

このところ自転車の話題も出していますが、自転車のおかげで心肺能力が高くなったのを利用?して学会などで訪問した土地を走ることを始めてみました。

まず準備です。服装はともかくランニングシューズが必要です。ただ最近は黒いシューズもあるので別に持っていかなくても流用できるのではないでしょうか。ということで私は最近ランニングシューズで学会へも参加しています。あとは長袖Tシャツとジャージくらいを持参します。今回は2月の浜松だったので、上にはジャンバーをそのまま着込みました。
ルートは、google mapである程度検討しておきます。今回は宿泊の東横インから浜松城までの往復で3kmくらいかなという見当を立てていました。さすがに学会参加がメインなのでこの程度です。

朝6時に起きて、前日買っておいたスポーツドリンクを飲んでから出発です。カロリー補給はゼリーを使いました。
自転車の時もそうですが最近はスマホでruntasticというアプリを使っています。自分の経路があとで確認できるほか、1kmごとにラップタイムを音声で知らせてくれるのでペース管理にも使えます。

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ホテルに帰るとちょうど朝食時間開始で軽めに朝食を取ってから出発しました。
学会期間中なかなかゆっくりと滞在地をみることができないのですが、早朝ランを心がけてみたいと思います。

なお、これは私が週2回程度は3-5km走っているから可能なのですが、普段走っていない人がいきなりはお勧めしません。
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by yamorimo | 2013-02-15 00:51 | その他 | Trackback | Comments(0)

第8回日本医学シミュレーション学会②

第8回日本医学シミュレーション学会のそのに。私の一般演題の前に発表のあったカテトレについての紹介。

カテトレはこんにゃくをつかったCVカテーテルの穿刺練習用のキットです。詳細はこちら
こんにゃくを使ったファントムもどきに穿刺用の針、ガイドワイヤーとカテーテルがセットになって12000円です。針などが付いているのは開発者のこだわりのようですが、一般的にはその施設で使っているキットを使いたいのではないでしょうか?そうするとその分割高といえるかもしれません。
こんにゃく自体は常温で2ヶ月くらい持つという発表でしたのでひとつくらいは買って試してみてもよいのではないでしょうか?あと臭いが気になるという意見もありました。

動画はこちらです。

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by yamorimo | 2013-02-15 00:25 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

第8回日本医学シミュレーション学会

2/9から2/10に浜松市で開かれた日本医学シミュレーション学会へ参加しました。

早朝の浜松駅前です。家康くんが出迎えてくれます。天候には恵まれました。

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浜松といれば浜松城。最近は出先では朝ランを心がけています。今回もホテルから浜松城まで軽く走りました。早朝の浜松城はボランティアの方でしょうか、清掃活動をされていました。
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まずは展示から。
シミュレーションといえばSmartPilot。そろそろ正式に発売のようです。現在の問題点は、内部に組み込まれているプロポフォールのパラメーターがSchniderのもののみということです。ディプリフューザーで投与しても、その投与量を元にSmartPilot側で再計算されてしまうのでTCIポンプの濃度とSmartPilotの濃度が異なるという結果になります。当面、Dragerの麻酔器とセットで吸入麻酔薬用なのかもしれません。
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こちら日本メディカルネクストのティーチング機能付き超音波装置です。肝心の超音波装置としての性能が気になるところです。試用する機会があればまたレポートしたいと思います。
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LMAのラインアップも増えています。この種のデバイスは種類が増えすぎて困りました。
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by yamorimo | 2013-02-10 23:59 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

MacGrathのバリエーションについて

昨日のMacGrath文献、厳しい先生からseries5に関するモノではないかという指摘がありました。たしかにそうでした。従って日本で発売されているMacGrathMACとはやや違っている可能性があることを追記しておきます。

series5とはこちらです。
MACはカーブが緩やかになっているみたいなので使用感は違ってくるでしょう。

一般的に、ブレードのカーブがきつくなると挿管困難には対応できるもののみえても挿管は難しくなります。MacGrathMACのようにマッキントッシュとあまり変わらないカーブになるとつかいやすいものの、挿管困難症例ではどうなのかがポイントになると思います。

私見としては、通常の挿管にはMacGrathMAC、AWSは挿管困難症例に、さらにファイバー、換気補助としてi-gelの4種類のデバイスがあればほぼOKではないかと思っています。
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by yamorimo | 2013-02-01 23:07 | Trackback | Comments(0)