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持続腕神経叢ブロック

腕神経叢ブロック、鎖骨上アプローチでのカテーテル挿入の動画を作りましたのでご覧下さい。局麻の段階でほとんどブロックしているのがやりすぎでした。


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by yamorimo | 2012-08-30 17:48 | PNB | Trackback | Comments(0)

787着陸

今日は天気がよかったので787の着陸を撮影しました。飛行機ファンの先生はご覧下さい。


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by yamorimo | 2012-08-26 21:05 | その他 | Trackback | Comments(0)

Long-term differences in language and cognitivie function after childhood exposure to anesthesia

Long-term differences in language and cognitivie function after childhood exposure to anesthesia.
Pediatrics


この種のstudyはいつくもありますが最新の報告です。
西部オーストラリアでの調査です。1989年から1992年に生まれた2608人の子供を対象にして、3歳までの麻酔経験と10歳時点での言語、認知機能、運動機能と行動についての関連を調べた。
321人が3歳までに麻酔を受けていた。

手術としては、鼓膜切開が25%、ソケイヘルニア手術が10%、包茎が9%、扁桃摘出が7%といった順である。

麻酔を受けた子供では言語機能、認知機能テストのスコアが低かった。麻酔の回数は1回でも影響がみられた。

このstudyでは麻酔の詳細についてはデーターがなく、患者の背景も麻酔群と非麻酔群で異なる。麻酔によるものか手術そのもののストレスなどの影響かも区別することはできない。いずれにしても待てる手術であれば3歳以上になってからという根拠ににはなるだろう。
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by yamorimo | 2012-08-23 23:44 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

手術中の酸素濃度と術後感染

Effect of perioperative oxygen sipplementation on 30-day surgical site infection rate in abdominal, gynecologic, and breast surgery.
Anesthesiology 2012;117:504


手術中の酸素濃度が術後の創部感染と関連があるのかについてはいろいろな結果がでている。この研究では手術中の80%の酸素吸入で術後30日の創部感染を軽減できるかについて検討している。

対照群では、30%の酸素吸入。
手術は、腹部手術、婦人科手術、乳癌手術。

術後の創部感染の頻度は、80%群で6.6%、30%群で7.2%で有意差なし。
術後の悪心嘔吐、その他の合併症も有意差なし。

ルーチンでの高濃度酸素の使用は術後の感染を減少させない。しかし合併症を増やすということもなかった。
ではどうしたらというのは難しいが、大腸癌など症例を限定すれば高濃度酸素のメリットも出る可能性があるので高めの酸素濃度でよいのではなかろうか?
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by yamorimo | 2012-08-22 23:28 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

超音波ガイド下CV穿刺は安全か?

超音波ガイド下でのCV穿刺が普及するにつれ、合併症の報告も増えてきた。そろそろ超音波ガイド下で穿刺したら安全という幻想は捨てる時に来ているのではないだろうか。従来のランドマーク法よりも難度の高い技術という位置づけが妥当ではないかと思っている。

「臨床麻酔」誌7月号にはシースを椎骨動脈に挿入してしまった症例報告が掲載されている。穿刺の方法は記述されていないが、短軸交差法で穿刺し、針先が内頚静脈を突き抜けて下の椎骨動脈に向かった症例である。

椎骨動脈は意外に内頚静脈の下にあることが多い。
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一方、交差法での穿刺は針先の深さの確認が難しい。画面のみをみて穿刺しているといつの間にか針が深くなっていることは手技に習熟していなければ起こりえる。ガイドワイヤー挿入後は短軸で可能な限り中枢まで、そして長軸でもワイヤーの確認が必要である。この手続きを行わなければ動脈穿刺やワイヤーが末梢へ向かうという事例が起こるだろう。

ではどうしたらよいのか?しばらく私の行っている初期研修医のためのニコニコCV穿刺について紹介したい。
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by yamorimo | 2012-08-08 00:04 | 中心静脈穿刺 | Trackback | Comments(0)

周術期体液・代謝・侵襲研究会

週末は周術期体液・代謝・侵襲研究会に参加した。この研究会もややマンネリ化してきたが特別講演の「宇宙と地上における循環調節障害」が面白かった。
演者は日本大学の岩崎賢一先生で、元々宇宙医学に興味があったがまず麻酔科の研修後にこの道に入られたということだった。宇宙医学は単に人類の宇宙活動の問題だけでなく周術期のような長期臥床時の身体変化にも応用できるという内容。

立位では下半身への血流の停滞が起こる。通常は下肢の筋ポンプ作用(血管収縮作用)により代償されている。

重量のない宇宙飛行ではこの筋ポンプ作用により体液の頭方移動(体液シフト)が起こる(スライドでは顔のむくんだ向井千秋さんの写真)。

眼球は、脈絡膜の厚みが増加。眼圧が上昇する。

微少重力環境では、
脈絡膜↑により遠視化
眼圧上昇
により、近方視力の障害が起こる

長期では、
飲水量↓
新生赤血球減少などから
血漿量↓
赤血球↓

帰還前は水分補給が重要

宇宙飛行士の帰還直後は立位失神が起こる
シャトルでは25-65%
ミールでの長期滞在では80%以上

血漿量の減少以外に、
身体活動の低下から、心筋萎縮、血管収縮の減弱、下肢筋力の低下が起こり、起立耐性が低下する。

アポロ時代の研究とその後のfollowから、
3週間のベッド上仰臥位は30年分の老化以上に運動能力を低下させることが分かった。
重力の下で体を動かすことは重要である。
だからERASで締めくくり。
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by yamorimo | 2012-08-07 00:33 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

LiSA8月号

LiSAの8月号が届きました。前号に引き続き「超音波ガイド下末梢神経ブロック」の特集のコーディネーターを担当しました。持つべきは優秀な友ですね。前号に引き続き素晴らしい内容と自画自賛しています。今回の企画ではとにかく一般的な記述を最小限にしてその分実践に必要な情報を入れることを考えました。Yoshida先生が穿刺時の姿勢について書かれていますが、まさにこんな部分です。さらに動画も付いていますので合わせてご覧下さい。特に、Sakai先生分とOnodera先生分では同じブロックなのに手技が全く違うことに驚かれると思います。そんな中から自分に合った形をみつけていくとよいでしょう。

それにしても先月号も今月号も内容を考えるととても安いと思います。こんな企画をもっと読みたいというご希望があれば巻末のアンケートで応援よろしくお願いします。
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by yamorimo | 2012-08-07 00:17 | PNB | Trackback | Comments(0)