「ほっ」と。キャンペーン

<   2012年 05月 ( 10 )   > この月の画像一覧

BIS, TIVAと術中覚醒

TIVAでの麻酔中BISの使用が術中覚醒を防ぐことができるのか明らかなエビデンスはない。中国からの報告ではあるがおもしろい論文があったので紹介する。

Bispectral index monitoring prevent awareness during total intravenous anesthesia: a prospective, randomized, double-blinded, multi-center controlled trial.
Chin Med 2011;124:3664-3669


中国ではTIVAは全身麻酔の約30%で行われている。TIVAでの術中覚醒の頻度は1%という報告があり高い(びっくり)。この研究ではBISの使用がTIVAでの術中覚醒の頻度を減らすことができのかを調べた。

対象と方法
18歳以上の患者5228名を対象に、BIS-guided groupとBISを対照群(BISは麻酔科医に分からないように付けている)に分けた。
術後1日目と4日目にインタビューして術中覚醒の有無を判断した。

結果
BIS-guided groupでの術中覚醒率は0.14%、対照群は0.65%でBISの使用で術中覚醒率が有意に低かった。
6例の術中覚醒例でBISの記録が残っており、そのうちの5例ではBISが60以上の時間が19-106分継続していた。

結語
BISの使用はTIVAでの術中覚醒率を低下させる。

この研究は対照群での術中覚醒率が0.65%と高く差が出やすかったと考えられる。またTIVAでの麻酔法の詳細は記載されていない。まだまだきちんとTIVAが行われていないということも考えられるが、そういう意味でBISの有用性を示す論文とはいえるだろう。
[PR]
by yamorimo | 2012-05-30 23:01 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

新刊2冊

日本麻酔科学会が近づき新刊本が2冊届きました。間違いなく学会での販売トップを争う2冊だと思いますので紹介します。
a0048974_21241790.jpg

こちら旧著の改訂というよりは新版です。自分の担当分はほとんど書き直しています。前作と同じくDVDが付いているのが特徴でSakura先生らの新刊をお持ちであってもこちらもお勧めです。肩関節内注入なども記載されています。

もう1冊はこちら、
a0048974_21335244.jpg

オピオイドについて麻酔の基礎、臨床、さらにペインクリニックや緩和医療での使用まで幅広く記載されています。著者もみなさんいかにもという人ばかりで、オピオイド時代の麻酔科医には必読です。

2冊合わせて約2万円。ぜひ図書展示でご確認ください。
[PR]
by yamorimo | 2012-05-28 21:36 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

熊本大学でのセミナー

熊本大学で超音波ガイド下の神経ブロックとCV穿刺のセミナーを行いました。両者を1日で行うセミナーは初めてでしたがこれもありかなと思いました。
神経ブロックの場合はモデルを使ったハンズオンがメインになります。ここでは目的とする神経が描出するトレーニングです。しかし実際の穿刺では超音波下に針を穿刺する技術が必要になるのでファントムや肉などでの穿刺トレーニングも必要です。
CV穿刺はこの部分をシミュレーターを使うことで練習するのがメインになります。両者をうまくコラボすれば短時間でも有効なセミナーになるのではと可能性を感じた1日でした。

a0048974_714193.jpg


今月はWeb講演2回と今回のセミナー講師でさすがに疲れました。
[PR]
by yamorimo | 2012-05-27 07:14 | その他 | Trackback | Comments(0)

Web Refresher Course終了

Web Refresher Courseは無事終了しました。ご視聴有り難うございました。
追加のご質問などあればこちらでもお受けします。

当日の視聴者向けアンケートの結果です。

1)TCIポンプでプライミングボタンを押して入った量はTCIの計算に入っている。
はいが17%
正解は入っていません。

2)TIVAでBISモニタを使用していますか?
全例使用が3/4。うち2/3は麻酔導入前から、1/3は導入後。

a0048974_031473.jpg

[PR]
by yamorimo | 2012-05-16 00:31 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

Web Refresher Course

アストラゼネカのWeb Refresher Courseは本日19:00からです。登録された先生はお忘れないように。

内容はTCIの基本とお作法みたいな部分になります。意外に知らないで使っているポイントもあるかもです。
[PR]
by yamorimo | 2012-05-15 00:13 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

Microsoft Skydrive

Mcrosoft Skydriveはマイクロソフトが提供するDropbox対抗のクラウドストレージ?である。
これまでもマイクロソフトオフィスのファイルはクラウド保存が可能で、さらにWeb Appでオフィスをインストールしていない環境でも簡単な操作が可能だった。これがGoogleよりも使いやすいのかというと微妙だったのであまり使っていなかった。
今回、クラウドストレージのSkydriveがiPhone/iPadとMac用のアプリが提供され、Dropboxに似た環境として使えるようになっている。微妙なのはwindows用のソフトがVista以降対応でありXPでは使えない。マイクロソフト的にはXPはサポートを終了する環境だろうが普及率から考えるとどうなのか。たぶん次のwindows8や新しいオフィスではこの機能が活用されるのだろう。いずれにしてもwindows、Mac、iPhone/iPad間のファイル共有に新しい方法ができたということで活用してみたい(ちなみにアンドロイド用はまだ)。

ちなみに容量は7GBです。私はメインがwindowsXPなのでむしろMacのファイルバックアップに使用予定。
[PR]
by yamorimo | 2012-05-12 22:27 | その他 | Trackback | Comments(0)

アボットラインカンファレンス

アボットのラインカンファレンスで「分かりすぎる!セボフルランの使い方」について講演しました。

a0048974_2313861.jpg


ポイントは、
現在のセボフルランの役割は手術中就眠させる薬という位置づけである。
手術中はMACawakeの2倍、1.2%を基準にして使用する。
術中の侵襲はレミフェンタニルと区域麻酔で対処し、セボフルラン濃度は変えない。
セボフルラン麻酔中の術中覚醒はいづれも何らかの理由でセボフルラン濃度を低下させたときにおこっている。
覚醒時は呼気セボフルラン濃度が0.3%になるまでは人工呼吸を継続する。
抜管後の無呼吸は患者を再入眠させる。
などです。こちらでもおなじみの飛行機写真を使いながらうまくまとめたと思います。後日ビデオでの視聴も可能ですのでアボットの担当者とご相談下さい。
[PR]
by yamorimo | 2012-05-08 23:20 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

FlightRader

連休もあと1日になりました。少しのんびりではありますがずっと原稿に追われています。

そんな中インストールしたのがFlightRader24です。iPhone用の飛行機運航状況表示アプリです。リアルタイムに世界中の飛行機の位置をgoogle map上に表示してくれます。
a0048974_22383994.jpg


眺めているだけでも面白いですが、早速空港まで持参してみました。これがあれば滑走路のどちらからアプローチしてくるかが分かります。
a0048974_22403428.jpg

最近は滑走路近くの岡の上で到着を待っていたのですが、南からアプローチすることが分かったので滑走路ぎりぎりで撮影してみました。ほぼ正面から来るので撮影は一瞬です。

こんなことより原稿書かねば、、
[PR]
by yamorimo | 2012-05-05 22:42 | その他 | Trackback | Comments(0)

中休み

連休も中休みというか多くの人はお仕事だと思います。そして連休の谷間は基本忙しいですね。後半はどうも天気は今ひとつの様子。そこで連休前半の写真を紹介します。

a0048974_20593592.jpg


こちらではお馴染みボーイング787です。これは8号機みたいなので機材も増えてきましたね。

a0048974_2105083.jpg

連休初日は天気がよかったので自転車で遠出(といっても50kmほど)してみました。体重がそれなりにしぼれてきたのが励みになります。
[PR]
by yamorimo | 2012-05-01 21:02 | その他 | Trackback | Comments(0)

5月の予定

連休ですがいかがお過ごしでしょうか?いよいよ5月です。

さて連休明けの5/8はアボットのラインカンファレンスに登場します。昨年は首都圏の台風で大混乱でしたが今年はどうでしょう。「分かりすぎるセボフラン麻酔」というタイトルでこちらに掲載したニコニコセボフルラン麻酔をモディファイして講演します。
次の週は5/18にアストラゼネカのこれまたインターネット講演会に司会役で登場します。こちらは果たしてどうなるのか楽しみです。アボットのように会場を設定して講演を中継というスタイルからネットでストリーミングという方向へ変わっていくのでしょうが、初の試みだけにトラブルなどが心配です。

お時間ありましたらどちらもご覧下さい。アボットはセボを丸石から買っている施設へは案内されませんので悪しからず。
[PR]
by yamorimo | 2012-05-01 00:11 | 麻酔 | Trackback | Comments(2)