<   2011年 02月 ( 18 )   > この月の画像一覧

飛行機内の気圧は

最近、気圧の測れる腕時計を買ったので今回の東京行きで早速上空での気圧を測定してみた。

2/26
出発は、7:50。天候は晴天。
ターミナルでの気圧は、1031hPa。機内で離陸直前は1038。少し与圧されているかもしれない。
上空、ベルトサインが消えて飲み物サービスが始まったときには、805hPaと低下。その後、790hPaで安定して飛行していた。同時に気圧から換算する標高を表示してみると2000m前後。この程度の高山と同じ気圧ということになる。
帰りは800hPa前後だったのでほぼ同様の高度だったのだろう。次回国際線で測定してみたい。

というわけで飛行機好きには気圧計付きの腕時計はそれなりに楽しめます。あと携帯用のパルスオキシメーターがあると万全か?

ちなみに、ANAではスタバのコーヒーが通常300円のところ200円でお得。もっともアップルジュースだと無料なのでこちらがよいかも。
[PR]
by yamorimo | 2011-02-27 18:46 | その他 | Trackback | Comments(5)

日本集中治療学会

朝から始発の飛行機で集中治療学会へ、
会場側で休んでいる人にはiPadを持っている姿が目に付いた。
なんちゃって専門医なのでとにかく出席点確保ということで滞在1.5時間でも金額は一緒である。例年なので慣れてしまったが、参加費も1日当たりという方法はないものだろうか、、そうなると1日参加者が増えるのでダメだね。
昼のランチョンもすでに売り切れ。まあ横浜と神戸には慣れたので近くで昼食。
午後は周術期時間医学研究会へ。
一般演題は、心電図のRR間隔の解析を中心にいろいろ。ネタはあるので来年は発表できそうと思った(噂では来年の集中治療学会は幕張で平日開催というのでやはりダメか?)。

SH先生の講演メモ
Evernoteで取った走り書き。ご興味があれば録音ファイルを持っていますので連絡して下さい。

脳波解析法の基礎

方法論

データサンプリングAD変換
ノイズ除去
データ解析
インデックス作成

サンプリング周波数
サンプリング定理
最大周波数の二倍

フィルタリング
バンドパスフィルター.完全には切れない

Time Domain Analysis
spectral
bispectral

Real time解析における諸問題
限られた区間
解析時間が限られる

Time Domain
波形の時間的変化
振幅計算
Suppression
平均振幅

Power spectral
波形の時間的変化を周波数毎の分布に変換して解析
スペクトル解析では振幅のみ利用

高速フーリエ変換

SEF 95
30Hz以下の全パワーのうち95パーセントがその周波数以下にある

筋電図EMG
janesen act a 2004,48.1260
20Hzより下にもある?
BIS 70-110Hzを表示

エントロピー
パワースペクトル分布に対するエントロピー

その他
自己相関関数
最大エントロピー法

wavelet解析
波の小片をものさしとして信号解析を行なう
波形の時間周波数解析
波の時間的局在性

MRA多重解像度解析

Bispectral analysis
ふたつの周波数成分の非線形的な結合phase coupling
位相情報を利用

BIS
4つのサブパラメータの組み合わせ?

AEP
AAI
AepEX

AEPの計測
加算が必要

筋弛緩、N0, P0消失

Kurita Anesthesiology 2001,95
Acta A 2002,46,245

帰りみなとみらい線で横浜まで二駅とおもっていたら乗り越していた(特急だった)。時間ぎりぎりだったのびっくり。
帰ってみると家には3DSが2台。3Dというのは目が疲れそうだった。
[PR]
by yamorimo | 2011-02-26 23:20 | その他 | Trackback | Comments(0)

ディプリバンボールペン

今月から出回っているディプリバンボールペン、書きやすいと専らの評判だ。これはこのブログで何回か紹介している三菱のジェットストリームのリフィルを採用しているおかげだが、他社のボールペンなども入手して正体が判明した。

a0048974_011034.jpg



左は従来からある三菱のuni Clifterである。このボールペンは3色タイプや4色タイプがあり市販もされているし、販促グッズとしても多用されている。中のボールペンは普通の油性でちょっと書き味は渋め。私は偶然このClifterに同じuniのジェットストリームのリフィルがそのまま入ることに気付き、再使用していた。オリジナルのジェットストリームの3色タイプはボディーが華奢でクリップ部分が弱かった。
そこで三菱側も考えたのだろう、丈夫なClifterの中に最初からジェットストリームのリフィルを入れたタイプを用意したのだ。市販はされていないようでグッズ専用なのかもしれない。
中央は、右とそっくりの中はジェットストリームタイプ。ディプリバン用は色をメーカーの要求に合わせたものなのかもしれないが、仕様は中央のボールペンと同様である。

ジェットストリームの欠点は消費が激しいこと。私はいつも10本単位でリフィルを購入している。
替え芯は、SXR-80-07という型番(0.7mm)になる。1本70円くらいなのでしばらく使ってみてはどうだろう。今なら軸はいくらでも手に入る。
[PR]
by yamorimo | 2011-02-23 00:12 | その他 | Trackback | Comments(0)

AZテレビシンポジウム

急に頻回になったAZテレビシンポジウム、今日の演者はInagaki先生だった。

まず好感が持てたのは自分の考えはこうなので皆さんお試し下さい的な講演で、押しつけ調ではなかった点である。この分野ではまだ模範的なTIVAのmethodというものはない。各自で模索していく中で今日の講演は参考になるだろう。

麻酔導入時には、TCIの設定を1、2、3、4μg/mlと1分づつ上げていく方法を紹介され、この方がいきなり3μg/mlに設定するよりも就眠時と覚醒時の効果部位濃度が一致することを示された。
この方法は、もうすぐ配布される私の臨床麻酔学会での講演記録に掲載されている、初期の目標血中濃度を2μg/mlにして徐々に上げていく方法に似ている。BISのない環境では特にこの方法をお試し頂きたいということだった。

次に硬膜外併用では必要な鎮静薬の量が約30%減少することを自分のデータやこれまでの報告を使って示された。ただ、硬膜外の場合どこまで効いているのかがよく分からないので、過信は禁物かもしれない。私は区域麻酔併用時にもレミフェンタニル0.1μg/kg/minはキープするようにしている。

最後に、ご自分のデーターでセボフルランよりもプロポフォールの方が術後の覚醒や認知機能の回復に優れることを示された。この辺りは最近のレミフェンタニル併用での追試が必要かもしれないし、今後はデスフルランとの比較にもなるだろう。

質疑応答は時間を余して終了した。個人的にも火曜日に仕事が終わって講演というのは結構きつい。しかも会場から1時間かけて帰るともう10時である。スケジュール的には一考の余地があるのかもしれない。

質問では90歳を超える人に対するTIVAの方法というのがあった。例えば大腿骨頸部骨折の患者を脊髄くも膜下麻酔で行って、プロポフォールで鎮静してみると分かるがこの世代の患者のプロポフォール必要量は個人差が大きい。患者によっては0.5μg/mlで過鎮静となることもあるし、脳波も非常に低振幅のことが多くあてにはなりそうにない。安全に覚醒と考えるとセボフルランの選択になるだろう。
[PR]
by yamorimo | 2011-02-22 23:05 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

日本麻酔科学会のワークショップ

気がついたら日本麻酔科学会のワークショップの参加募集が始まっていてめぼしいものは満員になっていました。私が関与する予定のワークショップはすべて満員で結構なことです。

今年は自前で各種ワークショップを行うのがひとつの目標です。
[PR]
by yamorimo | 2011-02-22 00:11 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

周術期時間医学研究会

脳波ついでに、

日本周術期時間医学研究会が2/26(土)の午後横浜で開かれます。集中治療学会のサテライトです。

SH先生の脳波に関する講演もありますのでご興味ある方はぜひご出席下さい(私はただの会員(しかも会費払ってないかも??)ですが、、)。
周術期時間医学って何といつも思うのですが、脳波や心電図の解析がメインです。
[PR]
by yamorimo | 2011-02-21 00:14 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

全身麻酔中の脳波変化⑥

Anethesia

全身麻酔と自然睡眠の違いは疼痛刺激に体動がないことである。
EEGは疼痛刺激に対する体動の有無の指標としては信頼性が低い。PEEGI(BISなど)が低値でも体動が起こりうるということは、麻酔中の無動とは麻酔薬の脊髄への作用に関連している(大脳ではなく)ことを示している。脳波は麻酔薬の脊髄への作用をモニタしない。もし患者が前投薬を充分に投与され睡眠状態であれば、pEEGIは低値となる。もし疼痛刺激が加えられれば、患者は覚醒しEEGは完全に変化するだろう。一方で亜酸化窒素やオピオイドを投与されていると、筋弛緩薬を投与されていなくてもpEEGIが比較的高値でも体動がみられないことから、これらの麻酔薬はEEGにあまり影響を与えないことを示している。亜酸化窒素やオピオイドは脳への入力を減らして麻酔下での体動を減少させる。
イソフルランを単独でBIS40を目標に使用された場合は疼痛刺激により50%で体動がみられる。オピオイドとイソフルラン、プロポフォール、亜酸化窒素がBIS40を目標に投与された場合は、体動の確率は10%以下である。

紡錘波と背景の徐波(δ波)は麻酔下での最も重要な脳波所見(Fig 4)である。麻酔深度が深くなると紡錘波はより徐波になり、長時間になる。(おそらくδ波優位になるといいたいのだろう)脳波の例はこちらにある。

手術開始時には脳波変化に注意する。疼痛刺激は脳波を大きく変化させる(Fig 5)。この例は、イソフルラン-フェンタニル麻酔で大きなδ波と紡錘波がみられていたものが、手術開始によりδ波が消失してしまっている。この場合は麻酔深度を少し深くする必要がある。疼痛刺激による脳波変化は時々逆に、δ波を増加させることがある(Fig11)。

覚醒~麻酔深度を深くしたときの脳波変化はこちらにある。

高用量の麻酔薬により群発抑制として知られる脳波となる(Fig 6)。これは紡錘波あるいは早いスパイク状の脳波の時期と平坦脳波が交互にみれらる。群発抑制は深麻酔を示し通常はこのレベルまで麻酔深度を深くすることはない。しかし、脳保護目的で脳代謝を抑制する場合は指標となる。

さらに深麻酔にすると平坦脳波となる。平坦脳波はニューロン間の連絡が完全に断たれていることを示す。群発抑制では通常意識消失と疼痛刺激に対しても無動を示す。通常、血圧低下、麻酔からの覚醒遅延、麻酔薬の消費量増加を来たす。
[PR]
by yamorimo | 2011-02-20 23:27 | 電脳麻酔学入門 | Trackback | Comments(0)

Life Touch NOTE

iPadネタの後で恐縮だが、NECからアンドロイド端末のLife Touch NOTEが発売される。

個人的にはやはりキーボード派ということ、PCとの連携も簡単そうなこと、ATOK搭載、SDカード対応ということで用途によってはiPadよりも使えるのではないかという気もしている。さすがに実機をみてからだが、1番安いのを買おうかなという予定。これだけ端末が増えてくるとインターネット接続はモバイルルーターを買うのが賢明だろう。
[PR]
by yamorimo | 2011-02-18 00:59 | 電脳グッズ | Trackback | Comments(5)

医療現場iPad活用ガイド

Sanuki先生のブログによると「医療現場iPad活用ガイド」という書籍が発売されているという。早速Amazonに注文したがいつになることやらという状況。中古にはプレミアが付いている。医療現場でのiPadの期待度が分かる。
ちょうどいいタイミングという訳ではありませんが、某麻酔専門誌に「麻酔科医のためのiPad活用法」(仮題)の連載を始める予定です。本ブログの番外編という感じですが、ご期待下さい。
[PR]
by yamorimo | 2011-02-18 00:24 | その他 | Trackback | Comments(0)

パーカーチューブの威力

本日は、時間内に手術室業務が終わってほっとしていたところに病棟から緊急コール。術後人工呼吸をしていた患者を抜管したところ呼吸状態が悪く再挿管もできないという。

早速、挿管困難セットとクーデックビデオ喉頭鏡を持参して病棟へ。ちなみに先週私が挿管したときはコルマックグレード3でGEBを使用した。
まず、ビデオ喉頭鏡で観察してみる。喉頭蓋の確認なんとかできたが声帯は全く見えずやはりグレード3。GEBを挿入してみたが患者が咳き込むものの挿入できず断念。なお、最近は余裕があればできるだけビデオ喉頭鏡でみんなで確認しながら行うことにしている。
そこで病棟へ常備しているエアトラックを挿入してみる。声帯周辺は浮腫が強く声帯の確認は困難だったが、かろうじてココかなという部分がある。挿管チューブ(6.5)の挿入はできず、GEBがなんとか入った。この種の症例で筋弛緩薬を使用するかどうかはケースバイケースだが、この症例ではGEBが声帯らしき場所にはいったら患者が咳き込んだので気管内を確認することができた。
ところがポーテックスの6.5のチューブが声帯を越えない。教科書的に反時計回りに回転してみるが全く入らず。なんとか21cm(小柄な女性)の深さだったので換気を試みるととりあえずOK。しかし胸部X線写真ではまったく挿管チューブが確認できない。
担当医にこの状態での気管切開を提案するが、家族が帰った後ということで再トライすることになる。
そこで手術室に帰りスパイラルのパーカーチューブを準備。6.0でチューブエクスチェンジャーを通ることを確認して挿管チューブ入れ替えを行ってみる。
今回は、何の抵抗もなくチューブが挿入できた。もちろんサイズがワンランク下がっているのだが改めて挿管困難例でのバーカーチューブの有用性を確認することができた。

今日の教訓。
挿管困難セットには6.0のパーカーチューブ。
[PR]
by yamorimo | 2011-02-17 23:35 | 麻酔 | Trackback | Comments(4)