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日本静脈麻酔学会

9月最後の週末、日本静脈麻酔学会へ出席した。

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いろいろな人にお会いしましたが、それぞれ目的の学会は違っていた由です。日本の中央へ多くの麻酔科医が集まりました。さすがに静脈麻酔学会以外のことは不明です。

午前中はヨーロッパでのTIVAの状況について、euroSIVA、worldSIVAに出席した先生方からの報告がありました。特にヨーロッパで普及しているopenTCIのシステムについての紹介と日本への導入の可能性についてディスカッションが交わされました。プロポフォールのTCIも当初はPCのソフトと接続されたシリンジポンプという形で一部から普及していったのですが、それが10年後も可能かどうか、レミフェンタニルをそこまでしてTCI投与する必要があるかこれからも模索がなされるようです。

一般演題は、まず初期投与における薬物動態モデルの問題。この辺りはMasui先生の論文が掲載されたらまたご紹介しましょう。

その他は雑多の演題で無事終了。私は、先日掲載しましたが、術中覚醒アンケートの結果について報告しました。

静脈麻酔学会のメインは学会賞。今年は10演題中4題にJ-SIVA賞が与えられ来年のEuro-SIVA参加費用が支給されることになりました。確率としてはすごいですね。受賞者は、Masui先生とA医大の先生2名(A医大は3名中2名が受賞)と私が受賞となりました。ということでアンケート調査にご協力いただいた先生方には厚くお礼を申し上げます。

来年は青森です。ヨーロッパに行きたい人はぜひ学会賞を目指して研究してみて下さい。新しい施設からの応募を歓迎したいので計画段階でご相談いただければアドバイスいたします。
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by yamorimo | 2009-09-27 21:03 | 麻酔 | Trackback | Comments(2)

第7回awake surgery研究会

連休明けの木曜日、awake surgery研究会に出席した。

今回は麻酔科のSatoh先生が会長ということで麻酔科関連はawake surgeryでLMAを使用するかどうかというシンポジウム。結局LMAをほとんどの施設で使用しているという現状がある。
LMAを使用しても自発呼吸で維持するか、調節呼吸にするか意見は分かれた。この辺りは各施設での状況の違いもあるので結論が出るものでもなさそうだ。

脳外科系のシンポは運動野近傍の手術でawake surgeryを行うかどうか。脳外科でのawake surgeryは結局のところ運動野近傍の手術を適応にしているかどうかで症例数が大きく異なる。私の施設ではMEPでよしとする考えなのでawakeにしないが、こだわりのある施設ではawakeで行っている。こちらも結論は出そうにないが少なくともルーチンでawakeという訳ではなさそうだ。

ガイドラインは、麻酔科関連の部分は神経麻酔集中治療研究会のプロシーディングに掲載されます。英訳の作業も進んでいて、これもしかるべき時期に公開される予定になっています。脳外科分も適宜公開されると思います。現状のガイドライン(脳外科、麻酔科、タスク)については昨年の研究会抄録集がありますので、どうしても欲しいというご希望があればご連絡下さい。
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by yamorimo | 2009-09-27 20:17 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

シルバーウィーク

連休も半ば、如何お過ごしでしょうか?

日曜日を完全休養に充ててリフレッシュしたのでちょっと出かけてみました。5日に到着した新車の試乗も兼ねています。

行き先は山口県萩市にある萩博物館。こちらで開催中の伊藤博文の企画展に行ってみました。さすがにどこへ行っても車が多いです。それと目立つのはロードバイクに乗っている人々。格好も決まっています。

さて、伊藤博文ですが、吉田松陰の弟子としては目立たないものの最後まで生き残った人的なイメージでしたが、それはそれで大物でした。麻酔科学会とのつながりとしては初代の兵庫県知事だった由です。何しろ幕末に密かにイギリス留学してますから、それなりに将来を期待されていたのでしょう。
今回のウリは、暗殺されたときに着ていたシャツの展示。この頃の人はなかなか天寿を全うできませんね。日本の歴史観だと韓国の将来を考えていた人ということになるのですが、、

帰ってスパートしたおかげで今月3つ目の原稿が完成。さすがに疲れてきましたが、今週末で今年の山場は超えそうです。
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by yamorimo | 2009-09-22 01:06 | その他 | Trackback | Comments(0)

医薬品の適応外使用について

医薬品の適応外使用について、社会保険診療報酬支払基金からいくつかの薬剤が認められました。
これは例えばボスミンには心停止の蘇生に使用するという適応はないものの、ガイドラインに従って使用する分には保険審査の段階で認めようとかいう事例です。これまで認められているものを含めて
http://www.ssk.or.jp/sinsa/sinsa01.htmlをご確認下さい。
トリプタノールとトフラニールのペインクリニック領域での使用、アミオダロンやマグネシウムの頻脈への使用、ダントロレンの予防投与、ベクロニウムの人工呼吸患者への使用などが新規に認められています。
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by yamorimo | 2009-09-20 16:15 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

AnestAssist PK/PD

AnestAssistはiPhone、iPodTouch用の薬物動態シミュレーターで現在ver1.0が発売されいている。
早速ダウンロードして使ってみた。
使用できる薬物は、プロポフォール、レミフェンタニル、フェンタニル、スフェンタニル、アルフェンタニルでそれぞれ血中濃度、効果部位濃度をシミュレーションできる。
プロポフォールでは、OAA/Sが2未満である確立を単独あるいは麻薬との相互作用を考慮したもの2パターンで表示できる。個人的にはタッチ系のインターフェイスに慣れていないのでちょっと使いにくい。ペンで使えればとよく思うのです。
2300円なのでとりあえずダウンロードして今後の進化に期待ということでどうでしょう。もちろんTivaTrainerより使いにくいということで、ちゃんと使えます。シミュレーションの精度などはまだ検証していないので、他のユーザの方のコメント求めます。
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by yamorimo | 2009-09-19 16:33 | 電脳グッズ | Trackback | Comments(2)

なんのためにがんばるの

人様のブログのコメントなど差し控えていましたが、るなのひとりごとの「なんのためにがんばるの」には感激いたしました。

お互い高いモチベーションで頑張りたいものです。

かなり前にも引用したのですが、

どれほどの技術を習得していてもこれでもういいと思ってしまえばその状態を維持することもむずかしい、、
常に上を向いて努力をつづけていなければ、、上のレベルに移行することはできない、、
道を極めるということはそういう事だと思っている。
(頭文字D32巻、ゴッドアーム城島談)
お近くのブックオフなどでぜひ立ち読みを、、

まだまだ道は極められません。
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by yamorimo | 2009-09-19 00:36 | その他 | Trackback | Comments(2)

日本麻酔科学会北海道・東北支部会

札幌へ行けるということで、日本麻酔科学会北海道・東北支部会の特別企画に参加しました。支部会合併の波で、北海道と東北地区も合同企画を考えなければということで、講演を北海道会場と東北会場の両方に流すという実験?だった由です。
ということで両会場に同じ映像が流れたという意味で意義のあった講演となりました。

話の内容は、プロポフォールと麻薬性鎮痛薬の適切な使用法です。術中覚醒アンケート結果をふまえて今実践すべきTIVAの方法について説明しました。
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by yamorimo | 2009-09-14 21:51 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

麻酔科エキスパートセミナー in Hiroshima

麻酔科エキスパートセミナー in Hiroshimaの申し込みが始まっています。

当人もよく分からないうちに名前が載っていますので、私も参加するようです。ご興味のある方はぜひご参加下さい。

なお、一緒にハンズオンをしてくれる方を個人的には募集中です。ご興味のある方はこちらへご連絡下さい。
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by yamorimo | 2009-09-09 23:15 | PNB | Trackback | Comments(1)

夜のガンダム

続きで夜のガンダムもアップしておきます。

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by yamorimo | 2009-09-06 23:22 | その他 | Trackback | Comments(2)

日本麻酔科学会東海・北陸支部会

東海・北陸支部会へお邪魔しました。
実は、この支部会、前々回はレミフェンタニルのシンポジスト、前回は丸石製薬の共催セミナーそして今年も丸石製薬の共催セミナー演者となりました。同じ会で、同じテーマで2年連続ということでいささか困りました。
前年とはなるべくダブらないように、しかしテーマは同じという感じにしましたが如何だったでしょうか?

内容ですが、
まず、以前紹介したセボフルランが気化器内でフッ化水素を発生するという論文の紹介。この辺りまでで弁当を食べてもらえればということです。
あとは最も興味があるだろう術中覚醒アンケートの結果について。セボフルランはTIVAに比べて術中覚醒の頻度が1/10以下と考えられるということ。循環変動、体動、BISの変化がなくても覚醒している症例があったことなど。

その後、実際のセボフルラン麻酔の方法について私見をAnesthesia21に掲載されているシミュレーションを示しながら説明。
術中のストレス反応を抑制するには私の唾液アミラーゼでの評価からはレミフェンタニル0.25μg/kg/min以上が必要で、これに1.2%前後のセボフルランを併用するのを標準にしてはどうかとしました。レミフェンタニルについては基本的は手術執刀前の血圧から上昇しないようにdoseを調節すればよいと考えています。
セボフルラン麻酔中の脳波の評価法についても簡単に説明しました。あくまで数字ではなく波形で評価ということです。

次に術中の輸液管理で、レミフェンタニルにより血糖が上昇しないことを生かして積極的に糖質投与やアミノ酸を投与するという話。1-2mg/kg/min程度のブドウ糖投与は高血糖を起こさないというデーターを示しました。

これらの特徴を生かして術中だけでなく患者の予後まで考えた麻酔を目指していきましょうということでまとめとしました。

来年はS見先生が会長ということで、気楽な立場でお邪魔しようかとも思います。
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by yamorimo | 2009-09-05 23:26 | 麻酔 | Trackback | Comments(3)