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最高齢更新

これまで自分の麻酔担当症例の最高齢記録は97歳だったのだが、昨日ついに100歳の麻酔を経験しました。この年齢だとまだ明治生まれですね。大腿骨頸部骨折で認知症があることもあり全身麻酔も考慮しながらなんとか脊椎麻酔が成功。少し鎮静しようとプロポフォールを1μg/ml使っても全然意識レベルが変化しないということでさすがに100歳、気合いが違います。
同じ日にもう1例行ったのが10年前にCABGを行っているEF20%の頸部骨折。こちらは大腿神経ブロック+局所麻酔+フェンタニルで施行。外科側からこれからは全例ブロックでやりますか?といわれるくらいよく効いていました。
年の瀬とはいえこれからの麻酔の方向性を感じさせる2症例。来年は高齢者と区域麻酔がひとつのテーマになりそうです。
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by yamorimo | 2008-12-31 13:42 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

中心静脈穿刺アンケート結果その3

中心静脈穿刺アンケート結果、その3。

前回まだまだ少数派だった鎖骨下の超音波ガイド穿刺だが、行っている人の特徴を調べてみた。
鎖骨下静脈の超音波ガイド下穿刺を全例、あるいは50%以上行っている、超音波ガイド(+)群(n=28)とそれ以下の(-)群(n=90)に分けて比較してみた。

まずは穿刺針。
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超音波ガイド派は金属針が多い。テフロン針で超音波ガイドやったことはないのだが視認性はどうなのだろう。

使用するカテーテルは、
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これはきれいに超音波ガイド派はアーガイルマイクロニードルかテルモを使用していることが分かる。

では穿刺頻度はどうか、
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やはり穿刺頻度が多い人ほど超音波ガイド派が多い。

結論??
穿刺頻度が多い麻酔科医は、鎖骨下静脈穿刺を超音波ガイドで行う傾向がみられる。キーワードは、マイクロニードルと金属針である。
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by yamorimo | 2008-12-25 00:29 | 中心静脈穿刺 | Trackback | Comments(0)

中心静脈穿刺アンケート結果その2

中心静脈穿刺アンケート結果の続き。今回は超音波装置の使用について。

まず内頚静脈。
穿刺前の超音波による確認(回答131)。
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50%以上まで含めると過半数だろうか?
超音波ガイド下穿刺になると、、(回答131)
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まだまだ少数派だが、症例によっては60%程度の麻酔科医が選択することも分かった。

次に鎖骨下。
穿刺前の超音波による確認(回答131)。
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鎖骨下の場合、超音波ではみにくいのでこんなモノだろうか。
超音波ガイド下穿刺になると、、(回答118)
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普及はまだまだです。私は全例超音波ガイド下穿刺でやっています。

最後に使用している超音波装置です(回答104)。
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iLookが強いです。これからは手術室には複数台の超音波装置が必要でしょうから、iLooKのような低価格の装置は貴重です。ただ本家ソノサイトの製品が年々改良されているのをみると、そろそろバージョンアップが望まれます。回答数が104人ですので、約80%の麻酔科医が手術室で超音波装置を使える環境であるということも分かりました。これは結構画期的ではないでしょうか。
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by yamorimo | 2008-12-23 23:39 | 中心静脈穿刺 | Trackback | Comments(0)

中心静脈穿刺アンケート結果その1

中心静脈穿刺アンケート結果を何回かに分けて紹介したい。

まず、中心静脈穿刺の頻度について
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週一回前後が多いようだ。

次に穿刺前のインフォームドコンセントの状況と穿刺時のガウンの使用。
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どちらも定着していることが分かる。

次に穿刺の第1選択について(あくまでも全身麻酔導入後、成人という前提で)
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やはり内頚静脈が多い(グラフが間違っています。症例によると内頚を入れ替えてください)。これを超音波ガイド法を普及させて鎖骨下を第1選択にしたいというのが個人的な希望である。

使用しているカテーテルについては、
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やはりマイクロニードルが強い。今のご時世コスト面では不利だが安全を考えていうことだろう。テルモに関しては知名度がもう一つだろうか?またセルジンガー法が完全に主流になっていることが分かる。

最後に穿刺針。
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個人的には15年以上(アローのセットが出てから)金属針派だが、少数派だった。このあたりの優劣は是非コメントしていただきたいところ。

一応、銘柄別にも集計してみた。
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やはりセットによる使い勝手もあるのだろう。
アーガイルだと、ガイドワイヤーの問題。アローだとお尻から入れるのに抵抗があるのかもしれない。テルモは金属針だと思うのだが、、、

次回に続く。
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by yamorimo | 2008-12-16 00:36 | 中心静脈穿刺 | Trackback | Comments(0)

経済危機の余波

携帯を変えたらSDメモリーカードがミニではなくてマイクロになっていて手持ちが使えなくなってしまった。特にメモリーはいらないのだが一応買っておこうと思いアマゾンで確認したらびっくり。メモリー系は総じて安くなっている。これも経済危機の恩恵だろうか?
例えば4GBのSDメモリーが500円で安定供給される時代になればDVD-R系のメディアの代わりに使うことができる。ベートーベンの交響曲全集がメモリー1枚に入って販売というのも現実的な話のように思われる。
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by yamorimo | 2008-12-15 00:56 | その他 | Trackback | Comments(0)

高齢者と手術

最近超高齢者の麻酔が増えた気がする。以前なら90歳を超えるとおどろいていたが、この頃は95歳超が珍しくない。
今週は96歳の次に97歳。この年齢だと明治生まれだったりする。年齢で麻酔症例を制限するつもりはないが、さすがにシビアな症例で1例は人工呼吸管理となってしまった。今後もこの傾向から逃れることはできないのでなんとか安全な麻酔法を追求していきたい。
反省も込めて、
心エコー検査は、入院直後に行っていたが1週間で状況が変わっているのに対応できなかった。術前の経過に注意するとともに、心エコーは手術直前にも再度確認したい。
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by yamorimo | 2008-12-12 23:44 | 麻酔 | Trackback | Comments(2)

島根麻酔医学会

雪の中島根麻酔医学会へお伺いした。

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これは島根県津和野付近。出発時は快晴だったが山間部に入った後たちまち吹雪状態になってしまったが、やや遅れながらもスーパーおきは無事出雲に着いた。

到着時にはY大学の飯嶋先生のランチョンセミナー。これからは術後痛管理が麻酔管理のポイントになるのは間違いない。

私の講演はレミフェンタニル時代のTIVAについて。今年の締めくくりと思い詰め込み過ぎてしまった感があったので反省したい。講演時間とスライド枚数については何度講演してもうまくいかない。

医学会終了後近くの温泉での忘年会に参加させていただいた。やはり冬の山陰といえばカニ。よい時間を過ごさせていただいた。
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by yamorimo | 2008-12-06 23:13 | 麻酔 | Trackback | Comments(2)

アンケート締め切り

中心静脈穿刺に関するアンケートを締め切ります。合計131名の方にご回答いただきました。
ご協力ありがとうございました。

結果は折々にこちらで紹介いたします。
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by yamorimo | 2008-12-03 22:20 | 中心静脈穿刺 | Trackback | Comments(0)