カテゴリ:臨床研究( 3 )

麻酔科臨床研究ガイド 3

今回は、研究計画を立てる。

研究の実施の前に必ず研究計画を立て、各施設の倫理委員会で審査を受ける必要がある。
ここで知っておかなければいけないのは、臨床研究に関する倫理指針というものだ。個人情報保護法の世の中、この倫理指針に基づいた研究計画を立て、倫理委員会で承認され、実際に患者からインフォームドコンセントを得る必要がある。
これと関連してヘルシンキ宣言がある。こちらも研究計画書にヘルシンキ宣言に基づく旨を書く必要がある。倫理指針と同時によく読んで内容を理解しよう。

最近はこの研究計画の段階でサンプルサイズの設定と根拠を求められる。次回はちょっと難しいサンプルサイズの考え方についてふれてみたい。
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by yamorimo | 2006-02-16 00:31 | 臨床研究 | Trackback | Comments(0)

麻酔科臨床研究ガイド 2

今回のテーマは情報を集める。

ある程度研究のテーマが決まったら情報収集だ。
PubMedは皆さん使っているだろう。もうひとつ試してもらいたいのは、Google Scholarだ。通常のGoogleやYahooで検索をかけると全てのインターネットサイトが対象となるが、Google Scholarは学術雑誌のみが対象となる。さらに検索された文献がどれだけ引用されたかも表示されるので重要な文献をみつけるのには都合がよい。PubMedに代わるものではないが一度お試しあれ。

次に利用したいのが、BioMail。キーワードを登録しておくと、新しい文献がMedlineに登録される毎(1週間おき)にメールが届く。自分の興味のあるキーワードを登録しておくとよいだろう。

一方、英文の医学雑誌は麻酔科領域のものだけでもいろいろある。これらすべての雑誌を購入している施設は少ないだろう。しかし、各雑誌のホームページからeTOC service(Anesth Analgの場合)を利用すれば、雑誌の発行とともにTable of Contentsをメールで受け取ることができる。このサービスは可能な限り登録しておきたい。
Anesth Analg
Can J Anaesth
Anesthesiology
Br J Anaesth
などである。

最後に、雑誌を定期購読すると結構高い。そこでAnesth AnalgならばIARS、AnesthesilogyならASAの会員にあることをお勧めする。こちらのほうがずっと割安だ。ただし、ASAの会員にあるにはメンバー二人の推薦が必要である(IARSは必要なし)。
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by yamorimo | 2006-02-09 23:03 | 臨床研究 | Trackback | Comments(0)

麻酔科臨床研究ガイド 1

本編で企画していた麻酔科臨床研究ガイドを少しずつ進めていく。

第一回は、テーマを見つける。
研究をしようと思っても、適当なテーマがみつからないことも多いだろう。
これに関しては、たまたま読んだ論文などで自分の興味の持てる内容のものに出会うのが一番だ。最初は再検でもよいのでとりあえず関連の勉強を始めよう。自分なりの一ひねりを加えたい。
それ以外には、自分の施設で多い症例など環境面で取りかかりやすいものを選ぶという方法もある。あとは新しく出た薬、今年ならロクロニウム、レミフェンタなど、少し勉強しておくとよいだろう。これなら情報も集めやすい。

次回は、情報を集めるに進む。
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by yamorimo | 2006-02-05 01:25 | 臨床研究 | Trackback | Comments(0)