カテゴリ:麻酔( 609 )

DAM

臨床麻酔学会もたけなわ。管理人は懇親会中心のスケジュールでまだ出発していない。
学会といえば、TEEとDAM、あとはシミュレーターと定番が決まってきた。それぞれ好みで受講すればよいと思う。特にお勧めはDAM。まさにACLSのノリで、すぐに明日から役に立つ。

最近感じるのは、ひとりよりも二人DAM受講者がそろうと共通の思考回路で行動するのでやりやすい。このあたりもACLSチック。最後にはジェットビンチレーションで何とかなるはずという余裕?もできた。ただしうちの病院のジェットベンチレーションの機械はまだ使われたことがない。これからも使いたくはないが。。。

DAMを受講してから凝っているのは、ガムエラスティクブジー、特に外勤先ではすぐにオレンジの棒もってきてと看護師さんを走らせている。何となく、この方法をルーチンにしたほうが良い気がするのは間違っているだろうか。ともかく、臨麻でDAMを受講する先生方、インストラクターの先生方頑張ってください。
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by yamorimo | 2005-11-18 00:19 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

テグレトール恐るべし

昨日の患者さん、テグレトールを3年くらい飲んでいた。最高投与量は1200mg、すごい量だ。
いつも通り、プロポフォール-フェンタで麻酔。体重は50kgだが、テグレトール内服中ということで、気持ち1.5倍としてマスキュラックスは、5mg/hで投与。これなら大丈夫だろう。ところが、しっかり自発呼吸が出ていた。時々手も動く。フェンタは約2.5ng/mlくらい投与しているのに。
結局、マスキュラックスを増量したが長時間の手術にもかかわらずすぐに覚醒、抜管できた。
テグレトール恐るべし。筋弛緩モニターをつけておくべきだった。
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by yamorimo | 2005-11-17 23:05 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

ACLSその2

予告したように、AHAのACLSプロバイダーコースを受講しました。
丸二日間、夕方までみっちり、インストの先生方にはよく指導してもらいました。

最後の実技、
心筋梗塞の疑いで酸素、ニトロ、モルヒネ投与していたら突然VF
すぐに除細動
無効なので、二次救命処置へ
エピネフリン
除細動
リドカイン
除細動
でようやくサイナスへ
なんとかこなしたと思ったら、挿管後の確認でEDDを使うのを忘れていました。
麻酔科医、技に溺れるという話でした。

実際に、救命士の挿管実習で、救命士の方がまず胃を聴診して指導医に怒られたというケースがあったそうです。いつも行っていることとはいえ世間一般の方法にも精通していないといけないと感じさせられました。

挿管後は、
まず、胃を聴診、胸郭の持ち上がりを確認
次に、前胸部、側胸部、胃の五点聴診
食道検出器(EDD)を2回使用
呼気二酸化炭素検出器(心マしながら)
挿管チューブの確認
がこの世界での手順です。
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by yamorimo | 2005-11-05 16:23 | 麻酔 | Trackback(1) | Comments(2)

TCIの導入法

下記の事故にも関連しますが、プロポフォールをTCIで投与する時は、表示される初期注入量を必ず確認しましょう。TCIで使うときのミスとしては、体重の入力ミス、初期目標血中濃度の二つが考えられますが、この初期注入量をみることでチェックできます(近日中に目安を本文中に追加しておきます)。

一歳の子供ではTCIは使えないからだめですね。
良く考えてみると、桁を間違えるというのは普通のポンプではやはりありえないですね。可能性としては、graseby3500で単位を間違えたというミスですが、これだと1000倍か1/1000になります。昔おかしいなと思ったら、μg/kg/hになっていたことがあります。もしかすると、mg/kg/minになっていたのかな。これだと60倍でそれらしいですね。私はgrasebyのポンプだけは、研修医には使わせないことにしています(この先使うこともないはずなので)。
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by yamorimo | 2005-10-30 00:09 | 麻酔 | Trackback | Comments(1)

麻酔薬ミス、松戸市立病院で心臓手術の1歳男児死亡

この事件、ちょっと考えられません。
小児だからTCIではないはず。どこのポンプを使ったのかだが、それにしても10倍間違えるとは。少なくとも、シリンジを交換するときに気づくはず???
それと一歳の心外の麻酔にプロポフォールを何故使ったのだろう?

最近テルモの新しいポンプをみて気付いたのですが、新しいポンプだと小数点以下が色が変えてあるのですね。古いのばかり使っていたので知りませんでした。事故を防ぐポンプ側の工夫に感心しました。これを機会に手術室のポンプを一新なんてできませんかね。あとTCIのポンプを買ってもらうとか。
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by yamorimo | 2005-10-28 23:32 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

合併症と電脳麻酔

昨日の麻酔は、腎不全+ααくらいの患者さんの肺切、EF30%。いろいろ考えて結局いつもの電脳プロポフォール麻酔で行う。
いつもよりゆっくり導入したが、入眠時と同じ効果部位濃度で覚醒。プロポフォールは腎不全患者でも大丈夫といわれているが、結構感激した。

以前、肝切除の麻酔を硬膜外なしのTIVAでできれば一人前という話があった。自分ではあえてTIVAでやろうとは思わないが、これから各種合併症患者での電脳麻酔の有用性を検証していきたい。
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by yamorimo | 2005-10-28 10:58 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

ACLS

今週末はACLSを受講ということで、分厚いプロバイダーマニュアルを読み始める。
先月BLSを受けたばかりなので基本的にはそれの拡大版、気管挿管後は五点聴診法で確認、そうかそうか。
徐脈の治療まで進み、ドパミンの投与量は5μg/kg/minからの記述にびっくり。知ってはいたけれど低用量ドパミンは効果なしの記述にがっかり。
あとはやたらとでてくるアミオダロン、国内でも治験中とは聞いているが早く使ってみたい(使う状況には遭遇したくないが)。昔循内の先生が使っていてすごく副作用の多い薬という印象だったのだが、静注で短期間だといいのだろうか。そういいながら私はまだシンビットすら使ったことはない。
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by yamorimo | 2005-10-28 10:47 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

挿管と筋力

少し前の臨床麻酔学会で私の先輩が挿管困難の時は左利き用の喉頭鏡が有用という発表をされていた。右手で喉頭鏡をもった方が喉頭展開がしやすいという理由だった。
実際に通常の左手で喉頭展開をすると充分な力がでないことが多い。慣れていない研修医であればなおさらである。そこで考案したのが、介助者が挿管者の左側、患者の頭元に立ち、右手で喉頭鏡を引き上げるという方法である。これでだめならさらに左手で喉を下方に押す。
歯の損傷など危険もあるが結構有用である。少なくともマッコイ喉頭鏡かガムエラスティックブジー並の有用性はあるし挿管困難セットを取りにいかなくてもいい。一度お試しあれ。
それにしても最近めっきり筋力が落ちてきたと感じるのは年のせいだろうか。
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by yamorimo | 2005-10-24 23:12 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

臨床麻酔学会

本日「臨床麻酔学会」の抄録が届いた。
一部でなかなか届かないという声もあったが、一度学会運営を経験した立場からみると抄録締め切りから抄録集出版の時間はこれでも厳しかったと思う。ご苦労様でした。麻酔科学会は学会運営の多くの部分を学会事務局で行う方向と聞くが臨床麻酔学会はどうするのだろう。例えば一般演題を振り分けて適切な座長を指名する作業は慣れないと苦労が多い。

今回の学会の特徴は一般演題をすべてPCプレゼンテーションにしたことだろう。これまでは朝ポスターを貼って自由に閲覧して午後発表というものが多かった。ポスターの発表はいつも会場の大きさと演者の声の大きさ、マイクの有無が問題になった。今回どのような発表になるのか興味深い。
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by yamorimo | 2005-10-23 00:40 | 麻酔 | Trackback | Comments(1)