カテゴリ:麻酔( 610 )

はじめての麻酔科学

克誠堂から「はじめての麻酔科学」を出版します。
これまで出した本はすべて編集者という立場でしたが、今回は著者としてまる一冊執筆しました。ある意味このブログが本になった感じの内容です。基本的には麻酔専門医を目指す初期研修医、後期研修医を読者として想定しています。
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内容はこちらを。全150ページほどですが、ここ2年間に出したワザ22と謎22の参照項目も書かれているので、3冊併せるとそれなりの内容になるかなと思います。後出しですが、イントロダクション的な要素もあります。
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まだ、Amazonには出ていませんが麻酔科学会の会場でぜひご確認下さい。
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by yamorimo | 2016-04-17 23:22 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

日経メディカル

日経メディカの「麻酔科領域での末梢神経ブロック」の紹介記事の中に登場しました。
約3時間のインタビューをまとめてもらっています。こちらからご覧下さい。会員登録が必要です。
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by yamorimo | 2016-02-19 21:47 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

日本医学シミュレーション学会②

日本医学シミュレーション学会のつづき。機械展示から。

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こちらはエアトラックにスマホを取り付けるアダプター。スマホをビューアーと録画ツールとして使うアイデア。起死回生になるとは思えないが、記録ツールとしてエアトラックの立ち位置もあるかなと思わせるツールです。マックグラスでは録画できないので、ちょっと使ってみたい。

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東機貿から発売のA-Scope。前作は私も愛用していたが、シミュレーターでの練習用の感が強かった。これなら臨床に使えそう。しかも録画できるのでDAMカートにいれておきたい一品。

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こちらのヘッドセットは何度か目の登場だが、違いは正式にテルモのロゴがついた製品として登場というところ。私にはちょっと使えそうにないが、若い先生なら使いこなせるのでは。
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by yamorimo | 2016-02-03 22:47 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

日本静脈麻酔学会

11月の13-14日、東京で開かれた日本静脈麻酔学会へ参加しました。

まず、評議員会と懇親会がなんと羽田空港の第1ターミナルで開かれました。
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会場からは羽田空港が見下ろせる格好のロケーションです。

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私のテーブルは何とアルフェンタニル。化学式に会長のこだわりが感じられます。

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翌日の学会は、何と会長の木山先生の本日の天気予報からスタート。びっくりです。

午前中は一般演題。午後は、静脈麻酔と吸入麻酔のディベートが主。これまでの静脈麻酔のオタクのあつまる会からほぼ広がった印象で、参加者も200名を超えたそうです。

会で面白かったのは、発売されたばかりの「静脈麻酔 Q and A99」の著者全員のサインを集めるラリー。次にみんなが集まるのは日本麻酔科学会でしょうか。またチャレンジしてみて下さい。

私は一般演題の座長をしましたが、発表内容はともかくプレゼンにもう一息工夫が欲しいなと思いました。午後のディベートでもすぐれた内容以上にプレゼン能力の差が勝負を決めた印象です。

プレゼン力を上げるには、来年1月に開かれる日本医学シミュレーション学会へぜひご参加下さい。詳細はこちらから。

さて、来年の静脈麻酔学会は福島ですが、その次ぎ2017年は私が会長で山口県で開催と決まりました。詳細はまたお知らせいたしますが、ぜひご参加下さい。まず来年の福島から。会員になって発表のご準備をお願いします。
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by yamorimo | 2015-11-23 22:02 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

日本臨床麻酔学会②

日本臨床麻酔学会の続き。
超音波装置について。
今回の学会では新しい超音波装置がいくつか目に付いた。

こちらは日本メディカルネクストが扱うBKメディカルの装置。18MHzのリニアプローブは画質が良好です。このザク色が受け入れられるのか?
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EZONOの新型はテルモ扱いの予定。但し、注目の針のトラッキング機能はまだ付いていません。
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ブラザーのヘッドモニターもテルモが扱うそうです。
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自分のハンズオンではシーメンスの機器を使用しました。
こちらはACUSON P300という汎用の超音波装置。これも18MHzが使えます。画質的にもう一歩かな。ただセミナー中もプリセットの変更で画質が向上したのでこれからのチューニングに期待です。
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同じく18MHzのコニカミノルタの装置には触れる時間がありませんでした。別の機会のレポートしたいと思います。

ということで来年は続々麻酔科領域への新規参入と、それを迎え撃つソノサイト、GEのバトルが見物です。
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by yamorimo | 2015-10-25 23:18 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

日本臨床麻酔学会

日本臨床麻酔学会、2日目と3日目の2日間参加しました。

基本セミナー系の部屋にいたので講演等はランチョンをひとつしかきいていません。そこで機械展示からめについたものを。

こちらはエドワーズの指先で連続的に血圧を測定するモニタ。EV1000をお持ちなら追加機器をそれえればOKです。消耗品がフロートラックくらいするので保険で承認されるかどうかが鍵でしょうね。指先で動脈圧を連続的にというのは昔からあったコンセプトではあります。
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こちらがモニタ画面。
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指先のセンサー。ちょっと痛かった。虚血をさけるために時間制限があるとのこと。

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こちらはコビディエンの血管可視化装置。近赤外線を当てて動脈と静脈を可視化します。よくみえますが、これを使って穿刺するとなると慣れが必要そうですね。超音波が気軽につかえる今優劣が気になります。

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こちらマシモの脳波計+パルスオキシメーター。パルスオキシメーター自体もどんどん進化していますがすみません資料をもらうのを忘れていました。

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こちら日本光電のモニタ。薬物のシミュレーション機能を搭載しています。自動麻酔記録装置のない施設ではこのような方法もありですね。今後試用しましたらレポートします。

最後に各社の麻酔器を。現状ではこの3機種が注目機種です。来年はこれらの優劣について語る機会がありそうですのでお楽しみに。
ポイントは、End-tidal Control vs Predictionです。
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by yamorimo | 2015-10-24 17:41 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

麻酔科学サマーセミナー

7月にはいり急に忙しくなったのでアップできていなかったが6月末に沖縄で開かれた麻酔科学サマーセミナーへ参加した。

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雨の福岡空港を出発し、雲を抜けるとそこは梅雨明けした沖縄。体にまとわりつくような湿度がダルい。

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そんな中レンタカーで宿泊ののブセナテラスへ。

会場はこちら。沖縄サミットの開かれた場所になります。
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私の出番はこちら。超音波装置についてのやす対YASUの対決。共にヤンキース帽子での登場となった。
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注目の新製品はこちら。
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コビディエンのパルスオキシメーターを使った呼吸数モニター。パルスオキシメーターの測定の元になるプレシスモグラフは呼吸性に変動するのはご存じの通り。また間隔も呼吸性に変動する。これらの変化を使って呼吸数を測定?するパルスオキシメーターである。これまであったようでなかった製品。実際の有用性は?これから同じく登場した日本光電のカプノメーターとともに比較されていくだろう。
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by yamorimo | 2015-07-10 23:05 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

日本麻酔科学会

5/28から日本麻酔科学会へ2日のみ参加した。

まず仕事はソノサイトブースでのハンズオン。写真では分からないですが、ソノサイトのポロシャツを着ています。
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こちらはGEブース。ブラザーの開発したヘッドマウントディスプレイを試用。超音波装置の画像を目の前に表示します。装置の位置を変えずに複数のブロックが可能など応用は広がりそうです。
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学会にぎりぎり間に合ったという日本メディカルネクストが扱うBKメディカルの超音波装置。海外ではすでに有名です。18MHzなので他社のリニアプローブと比べて高精細なのが分かります。あとは微妙な絵の作り込みでしょうね。
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テルモで参考出品のEZONO4000。これまでのEZONO3000の改良版+針の位置を表示する機能が追加されています。現状では機械のみの販売となりそうです。
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こちらは日本光電の新型モニター、ついに薬物動態シミュレーターを入れてきました。同社は麻酔器も販売開始ですが、これからは麻酔器、モニターの統合制御的な考えがすすむのではないでしょうか?
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by yamorimo | 2015-05-30 11:18 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

初期研修医のためのにこにこセボフルラン麻酔

以前作った初期研修医のための「にこにこセボフルラン麻酔」を改訂しました。簡単で確実、しかも考えるセボフルラン麻酔を目指して解説しています。ダウンロードはこちらから。
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by yamorimo | 2015-05-19 23:03 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)

周術期管理における区域麻酔の役割②

周術期管理における区域麻酔の役割そのに

乳癌手術に対する区域麻酔の役割について

乳癌手術は術後それほど痛みがないことからこれまで区域麻酔の使用は限定的であった。
しかし、区域麻酔の使用により、
短期的には、術後痛の軽減と周術期にオピオイドの使用量が減ることから術後の悪心嘔吐の軽減効果が期待できる。
さらに中・長期的には、慢性痛の軽減や癌再発の抑制効果が期待できる。

乳癌手術に対する区域麻酔法としては、
硬膜外麻酔
胸部傍脊椎ブロック
PECSブロック
局所浸潤麻酔がある

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胸部傍脊椎ブロックは肋間神経を最も中枢でブロックする方法である。胸壁全体の鎮痛効果がある。PECSブロックは肋間神経の外側皮枝をブロックする。側~前胸壁の鎮痛効果があるが胸骨周囲への効果は不十分である。

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乳癌手術に対する胸部傍脊椎ブロックの効果について検討した論文である。

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セボフルランとモルヒネの麻酔と、TIVA+胸部傍脊椎ブロックを比較した。

胸部脊椎ブロックの使用で、術後PACU滞在中から2日後までのVASが有意に低かった。

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周術期のオピオイド使用量は有意に少なく、PONVの頻度も低かった。


それでは慢性痛に対する効果はどうだろう。
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3ヶ月後、6ヶ月後ともに傍脊椎ブロックの併用は慢性痛の程度を軽減した。
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このように乳癌手術において、区域麻酔の併用は急性痛、慢性痛、PONVのいづれも軽減する。では予後はどうだろうか?

(つづく)
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by yamorimo | 2015-05-15 23:33 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)