病棟での挿管困難とエアトラック

私は病棟での気管挿管時にはエアトラック(small)とエラスティップブジーをカバンに入れて直行する。エラスティックブジーの場合、挿管以外にチューブの交換にも使えるので何かと重宝する。
昨日は脳幹梗塞の患者が挿管困難ということで呼ばれて直行した。喉頭鏡の挿入時にそれなりに抵抗されるのもあるのだが、喉頭蓋がかなり深く声帯はまったくみえない状態、早速エアトラックに変更した。
エアトラックやエアウェイスコープの欠点は開口が不十分だと入らないことだが、抵抗されながらもなんとかsmallのエアトラックを挿入、あとはこちらのものだが自発呼吸が微妙にあり声門が閉じた状態。そこでエラスティックブジーをなんとか挿入、これをガイドに挿管できた。
結局、脳外科病棟にも両者を常備してもらうことにした。この点コストの安いエアトラックは便利である。
という訳で、麻酔科医たるものエアトラックとエラスティックブジーは手術室に行かなくても使えるようにしておきたい。
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by yamorimo | 2008-09-21 00:51 | 麻酔 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ほし at 2008-09-28 23:02 x
気道確保の手段は何通り持っていても困ることはないですね。勉強になりました。当院ではGEBまだ持っていないので入れておくことにします(^^)
Commented by yamorimo at 2008-10-01 00:21
GEBは極めて有用なツールです。スタイレットの代わりにルーチンで使用してもよいくらいと思っています。
スミスメディカルからでている薄緑色の新型は長さが従来のものよりも長く使いやすいです。
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