レミフェンタニルの投与量

レミフェンタニルの話題に戻る。

すでに麻酔科学会でも発表したが、昨年と比べると麻酔維持期のレミフェンタニル投与量は減ってきたという印象がある。
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昨年は使用ガイド通り、0.25μg/kg/min程度を使っていたのが今年の調査では0.1-0.2μg/kg/minのレンジが多数派になっている。その分併用するセボフルランやプロポフォールの量としては増えているのでこれでバランスは取れているのかもしれないが、高用量が使用できるのが売りのレミフェンタニルだけにちょっともったいない。1.5μg/kg/minとはいわないが、せめて0.2μg/kg/minは使ってもらいたいと思っている。
レミフェンタニルの投与と効果部位濃度のイメージはこんな感じになる。
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例えばレミフェンタニル0.1μg/kg/minはこれまでもフェンタニルで充分カバーできていた。術後鎮痛など考えるとこの投与量で維持するのであればフェンタニルで充分だと思う。今後麻薬を高用量使用できることのメリットについて考えてみたい。
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by yamorimo | 2008-07-23 22:35 | 麻酔 | Trackback | Comments(3)
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Commented by shintagon at 2008-07-25 08:20 x
僕もレミフェンタニルの使用量は少なめになりました。使用量少なめの人の多くは、フェンタニルと併用しているのではないでしょうか?僕の場合は今まで通りにフェンタニルを使い、そこに少なめのレミフェンタニルを足すことでフェンタニルでは不可能だった高用量になる、というイメージでやってます。手術内容や術後鎮痛の方法にもよりますが。。。術中はレミフェンタニル、術後鎮痛は局所麻酔薬とNSAIDsでフェンタニル・フリーにする場合は、術中のレミフェンタニルは高用量で投与してます。
Commented by yamorimo at 2008-07-26 21:16
コメントありがとうございます。私もフェンタニルとレミフェンタニルの併用が一番よいと思います。
ただ、7/20に書き込んでいますがtransitional opioidとしてのフェンタニルの使用量からすると両方を併用している人はそれほど多くはないと思われます。使用ガイド通りセボフルランを1.0%程度にしながら少量のレミフェンタニルしか使っていない事例が危惧されるところです。
なお、9/13日に東海・北陸支部会にてレミフェンタニル時代のセボフルラン麻酔という内容の講演を予定しております。お近くでしたらお寄り下さい。
Commented by shintagon at 2008-07-28 19:25 x
ありゃ、7/20のエントリをちゃんと読んでませんでした。失礼いたしました。東海・北陸はちょっと遠いので行けませんが、ブログを楽しみに読ませて頂きます。
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