学会3日目

いよいよ学会も最終日。

午前中は、まず徳嶺先生の超音波ガイド下鎖骨下穿刺の発表を拝見。この種の臨床モノは今回はどこも超満員だった。超音波ガイドの鎖骨下穿刺をマスターすると全身麻酔後の穿刺にも全く問題なくなるので自由度は格段に高まる。問題は針先の位置に自信が持てるかということで内頚や大腿などである程度経験を積んでから試すとよいだろう。

次に術中覚醒と夢についての講演。BISの有用性を示したB-Aware trialのメンバーであり術中覚醒の問題と手術中の夢についてスマートに述べられた。Aspectとの関係が強い方のようで例の論文については問題点をいろいろ指摘されていた。
初日にレミのパネルディスカッションでレミになってから夢を見たという人が多いがこれは浅麻酔と関連があるのかという議論があったが、ただの夢と、術中覚醒のニアミスとしての夢があるのではという話だった。実際にはこれらの夢と術中覚醒の鑑別は難しそうだ。
その後、教育講演の会場へ行ったら質疑で日本では術中覚醒で訴訟をおこされた例はないという話になっており、だからよいのかどうなのかという話になっていた。ただASAの勧告では術前に術中覚醒の可能性を説明すると、むしろそれが不安になるので、低リスクの人にはインフォームドコンセントは推奨されていないそうだ。

午後は、超音波ガイド下神経ブロックのハンズオン。まず秋田大学の整形外科の先生が肩関節疾患での超音波診断や、穿刺法の講義と実演。この手技をマスターするとペインクリニックでも使えそう。勉強したい人はこちらのDVDを。
当日使ったエコーはソノサイトの新型S-Nerveで本当に神経がくっきり見えるのにレクチャーしながらびっくり。これさえ普及すれば閉鎖神経ブロックなど怖くはないだろう。
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by yamorimo | 2008-06-14 22:30 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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