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レミフェンタニル投与後の鎮痛法(フェンタニルのIV-PCA)

前回取り上げたフェンタニルの持続静注だが、これを行うには何らかのポンプが必要になる。シリンジポンプでもよいが最近の患者は早期に離床するのでちょっと使いにくい。簡易的に行うには、フェンタニルを10μg/mlに希釈して流量可変式のディスポーザブルインフューザーを使うという方法がある。

術後のフェンタニルの必要量は症例によりさまざまでありできればPCAでの投与が望ましい。PCAの場合は、投与速度をやや少なめにして、一時間分の投与量をPCA投与量とするのが一般的である。15-30μg/h程度で、15-30μgをPCA投与量、ロックアウト時間は10分程度になる。PCA投与を行うにはこれまでは機械式を用いていたが、最近の流行はこちらもディスポーザブルタイプだ。例えば、クーデックシリンジェクターであれば時間流量1ml、PCA投与量1mlで充填時間10分のタイプがある。フェンタニルを2倍希釈すると25μg/hとなる。

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3回に分けてレミフェタニル投与後のフェンタニルによる鎮痛法について説明した。
レミフェンタニルを使いこなすには結局フェンタニルの使い方に精通する必要があるということだ。また、考えれば考えるほど術中のフェンタニル投与量が増えていくのが皮肉ではあるが、うまく両者を併用することでこれまでとはレベルの違う麻酔が実現できるハズだ。

何となく納得できない人には次回、モルヒネの使い方について。
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by yamorimo | 2008-01-24 22:02 | 術後鎮痛 | Trackback | Comments(0)
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