TIVAの適応の拡大 その1

セボフルランネタを続けてしまったが、レミフェンタニルの登場で一番恩恵を受けているのはやはりTIVAでの使用だろう。これまでTIVAでの麻酔をためらうような症例でもTIVAが気楽に使えるようになった。

例えば筋弛緩薬を使わずにラリンジアルマスクで維持する整形外科手術の場合、これまではTIVAでは体動を抑えることができずやりにくい面があった。レミフェンタニルとの併用では、この様な症例でも体動はみられず、全く問題がなくなった。
ラリンジアルマスク使用例でのポイントは、自発呼吸にはこだわらないということだ。自発呼吸を維持しようとするとどうしても高用量が使えないのでフェンタニルと同じになってしまう。呼吸は調節呼吸にして高用量のレミフェンタニルを使用することでこれまでとは違う麻酔を行うことができる。
この時、どのくらい効果があるかは不明だがベクロニウム1mgを併用しておくと筋硬直や声門閉鎖といった呼吸系の合併症を予防する効果がある。
あとは、可能なら末梢神経ブロックを併用することで患肢が動くといった自体は確実に避けることができる。
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by yamorimo | 2007-11-22 00:55 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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