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勝手なお世話

今週はいろいろ考えさせられる症例が続いた。

月曜日は、肝硬変で脾臓摘出、当然硬膜外はなし。フェンタニル200μgをローディングしてからIV-PCAへ移行。20μg/hにプラス20μgのPCA3回で術後2時間目くらいには良好な鎮痛。患者にはこんなことをやっているのは市内の病院ではここだけですよと宣伝も忘れない。しかし患者自身はPCAボタンを押すことに抵抗がある様子で結局翌朝には中止になってしまった。やはり自己満足ではなく患者への説明が重要と感じた症例だった。痛みは我慢するものという概念は以外に根強い。

覚醒にしてもこの20年間常に良好な覚醒を目指してきたが、このごろ反省もある。レミフェンタニルのお陰であまりに覚醒がよいと逆に覚醒時の疼痛や悪心、シバリングといったものが前面に出てきてしまう。今日の患者も相当ケアしたつもりだったが各種症状のためいろいろ対応しているうちに、ドロペリドールのためか軽度鎮静傾向。結局術直後のことはほとんど記憶がなかったのでよかった。

ベストな麻酔の姿はまだみえない。
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by yamorimo | 2007-09-05 22:38 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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