肥満患者とアルチバ

肥満患者ではアルチバの投与は標準体重ベースにすることが勧められている。

問題は、標準体重をどう計算するか?とどのくらいの患者から補正するかということになる。元文献では理想体重の80%増し以上の患者を対象としている。例えば身長150cm体重90kgくらい以上の感じ。
ちなみにこの文献を最初に読んだときはlean body massって何と思うぐらい新鮮な気持ちだったことを覚えている。

日本の適正使用ガイドではBMI 25%以上となっている(これは肥満学会の肥満の定義に従ったということで文献的な根拠はない)がこれだと多くの患者は補正する必要がある。ちなみに英国の添付文書では、女性 35%以上、男性 40%以上でありこのくらいが妥当かなと思う。

標準体重を求める方法はご存じのようにいくつかある。身長(m)2×22が一般的だが、暗算で計算できないのが弱点か?そこで臨床麻酔学会雑誌の7月号で、Yamakage先生は簡単に身長-100という式を紹介されている。簡便式も100ではなく110だったり(身長-100)×0.9というのがある。

最終的には10%程度の誤差はありうるということ。薬剤により実体重がよいか標準体重がよいかは違ってくるが、どちらを使っても完全ということではない。
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by yamorimo | 2007-07-19 23:36 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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