高齢者とエコーガイド下穿刺

本日の患者は96歳、全身麻酔後右内頚静脈穿刺を試みた。何度穿刺しても赤い血が返ってくるのでエコーガイド下穿刺に変更。ところが画像上は確かに静脈だが、血液は赤い。圧は高くなさそう。血管造影室なので血ガスをするには時間がかかるということでそのままダイレート、カテを挿入、無事静脈であることを確認できた。ヘパリン化する予定だけに動脈だったら手術は中止かなと思いながらダイレートしてしまった。周囲の看護師さんも???だったようだ。
その後、血ガスで酸素飽和度は91%(FiO2=0.4)だったがヘモグロビンが8.0だったのでそのせいもあって赤くみえたのだろう。見た目は動脈と静脈血の色はほぼ同じだった。自分のエコー下穿刺に自信がなければカテは入れられなかったなという症例だった。

内頚の穿刺もエコーでマーキングしないと血管に当たらなくなってしまったし、すぐにエコーガイドに頼るようになってしまった。これは進歩なのか退化なのか?
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by yamorimo | 2007-06-28 23:30 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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