脳性麻痺の原因

小児の脳性麻痺は、主として分娩時の低酸素によるものと自分では理解していた。しかし、最近の産科関連の問題に接してそうではないことを知らされ驚いた記憶がある。
JAMAに掲載された論文は、脳性麻痺児の母親は妊娠中の感染症罹患率が高く、妊娠中のMRI検査で異常が認められることが明らかとなった。MRIで異常がなかった脳性麻痺児は11.7%に過ぎなかった。感染症としては、各種ウィルス感染が考えられており、例えば水痘帯状疱疹ウィルスや突発性ウィルスとの関連を示唆した別の論文もある。
エビデンスとしては、脳性麻痺は出生前にすでに生じている病態が大きく関連しているという方向に向かいそうだ。これにより、出産時の不手際により脳性麻痺になったとする訴訟が減少するとよいのだが。
結論:妊娠中に風邪を引いたらMRIを撮るとよいかも。尚、何のウィルスが悪いというのは分かっていないものの、例えば水痘帯状疱疹ウィルスとか突発性発疹ウィルスなどの報告があり、昔からいわれている風疹だけではないようです。

これも、MMJの記事を参考にしました。
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by yamorimo | 2007-05-27 16:35 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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