「ほっ」と。キャンペーン

実践的アルチバ使用法 5 覚醒

 覚醒時の状況は、これまでフェンタニルを充分使っていた麻酔科医にとっては変わりがないが、そうでないとやや違和感があるかもしれない。
 基本的には手術終了まではアルチバの投与量は変えなくてもよいと思う。フェンタニルやモルヒネを併用していれば投与速度を減らしてよい。併用する麻酔薬は、プロポフォールなら入眠時の効果部位濃度近くまで下げておく。あとは手術終了、X線の確認が終われば麻酔終了する。
 自発呼吸はしばらく出ないこともあるのでまず患者の意識を確認する。呼名に応答があれば呼吸を促して、必要があれば筋弛緩を拮抗。自発呼吸は始めはないかもしれないが、分単位で回復してくる。ここでtransientの麻薬を使っていないとバッキングも起こってしまうが、フェンタニルをうまくつかっていればスムーズに覚醒できる。transientの麻薬は術後鎮痛だけでなく反射抑制の効果もあるのでできるだけ使っておきたい。
 ポイントはアルチバの麻酔では覚醒時の自発呼吸にはこだわらないことである。患者がバッキングしたり体動が激しいといった感じがなく、スムーズな覚醒がアルチバの特徴だ。
[PR]
by yamorimo | 2007-04-28 08:46 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://eanesth.exblog.jp/tb/5496713
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< MP3ファイルの編集 実践的アルチバ使用法 4 麻酔... >>