実践的アルチバ使用法 4 麻酔維持とBIS

 アルチバの麻酔では併用する麻酔薬の濃度を低くできるのでBISモニタの装着を推奨というのが当初の考えだった。
 実際にはどうも使いにくいというのが実感。BISを50にしようとするのは困難なことが多い。セボフルラン1.0%でもBISが40というのは結構みかけるし、これを50にしようとすると0.8%でも無理なことがある。この場合無理せず1.0%で維持することにしているが皆さんはどうだろうか?プロポフォールも同様だ。以前はBISは50前後を目標としたが、今は40~50でよいのではと思っている。

紹介する論文は、Low and moderate remifentanil infusion rate do not alter target-controlled infusion propofol concentrations necessary to maintain anesthesia as assessed by bispetral index monitoring. A and A 104:325.2007

ボランティアを使って、BISが50になるプロポフォールのTCI濃度を、レミフェンタニルの投与速度を変えて検討した。レミフェンタニルの投与速度は0から0.4μg/kg/minまで。
結果は、レミフェンタニルの投与速度を変えても、BIS50になるプロポフォール濃度は変わらなかった(2.4~2.9μg/ml)。
この結果はプロポフォール麻酔中のレミフェンタニルの投与はBISで評価される鎮静度に影響を与えないということになる。但しボランティアでの検討なので手術侵襲の影響を受ける手術中ではどうなるのかは不明である。また、BISで評価しているが、BIS50の時の脳波が全く同じものなのかも不明である。
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by yamorimo | 2007-04-25 22:03 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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