春といえば辞書がもっとも売れる季節。ベストセラーになっているのはジーニアス英和辞典ではなく
ロングマン英和辞典だという。これには驚いた。
ロングマン英和辞典が出た時はそれほど気にしていなかった。既にロングマン英英辞典は使っているしこれが日本語版である必要性はないと思っていたのだ。書店で手にしてみると英語版そのままのカラフルな印刷。考えてみるとこれまでの英和辞典というのはいくつかの英英辞典を参考にして、それを和訳した様なものだった。今回のように堂々と和訳した方がむしろすっきりするのかもしれない。と考えていたらこれはミラーの日本語版の様なものだと気付いた。新しい概念を英語で理解するのは難しい。やはり日本語で説明されるのに越したことはないのである。もちろん日本語では説明しにくいことがロングマン英英辞典では簡単な英語でみごとに説明してあるということもある。この2冊できれば原書で使って欲しいが日本語版もやむなしというところか。
まとめ
この春の英和辞典のお勧め。
ジーニアス英和辞典第4版
ロングマン英和辞典
ウィズダム英和辞典(和英も)
スーパアンカー英和辞典
これらから2種類程度は持っていたい。例えばジーニアスはATOKからとか、電子辞書版を持っていればその他の冊子の英和を持っておく。
電子辞書によく搭載されているジーニアス和英辞典の問題については
こちらを。代わりにプログレッシブ和英辞典の入ったものを選ぶとよい。