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食道挿管と気管支喘息

最近、何例か挿管直後の喘息発作を経験した。
いずれも喘息の既往があるものの最近ほとんど治療していない程度の軽症例で、こちらもあまり発作の可能性について認識していなかったというのが特徴だ。
この場合自分で挿管していないので、胸郭が持ち上がらない、カプノグラムでCO2が検出されないなど第三者的には食道挿管と区別がつきにくい。実際に指導医が抜管してしまい、今度はマスク換気ができないといのうにも遭遇した。
この種の状況で事故が起こるのは充分理解できるがやはりその場その場でベストな判断をしていけば、最悪の状況は避けられるハズだ。

話は変わってこの週末G2005のACLSを受講した。いろいろコンセプトが変わっているが、特に今回は受講生が気管挿管をすることはなくなった。実際のコースでもバックマスク換気ができていればOKで、せいぜい経口エアウェイを入れる程度。もちろんこれはAHAのコースでの話だが、蘇生の現場で気管挿管の立場が低下している(挿管に時間をかけるよりはCPRということと合併症など考えると専門家以外は行わない方がよいという考え)のは覚えておいてよいだろう。救命士の挿管実習にはそれなりのエビデンスが必要になりそう。
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by yamorimo | 2007-03-11 21:53 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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