新しい麻酔薬は

なかなかレミフェンタを使うことができません。
場つなぎに以前恩師から教えられたことを紹介します。それは新しい麻酔薬を使いこなすのは、若い人たちだということです。
その昔、エンフルランが発売されたとき、うちの教室では高濃度で痙攣波が出るということでなかなか使用されなかったそうです。そのうち若い先生たちが気にせず使い始めてみると、覚醒が早くてハロタンよりずっとよい(当たり前ですが、、)。以前の白い心ではないですが、先入観とかこれまでの経験は新規の麻酔薬を使うときには障害にもなりうるということです。1990年頃、ベクロニウム、ミダゾラム、イソフルラン、セボフルランと次々に新しい薬が登場したので、これらは君の方がうまく使えるはずだからと、自分の力で使いこなしていくよう指導されました。

セボフルランが出たとき、この薬は肝障害や腎障害の可能性があるということで、短時間の手術限定みたいな考えが多かったように思います。やはりイソフルランだろうみたいな。それが今や何でもセボの時代となりました。先日お伺いした某大学病院ではレミを入れるかわりにイソフルランを切ることにしたということです。これもすごい話ですが確かにもう必要ないですね。

あと、ベクロニウムが発売されたときには全例筋弛緩モニタを使用するように指導されました。これは今でも役に立っています。新規の薬の特性を理解するにはできるだけモニタ下に使用することが重要と思います。レミの場合はなかなか鎮痛のモニタはできないのですが、TivaTrainerを参考にしながら使うとか、脳波モニタを使用するように心がけるとよいでしょう。

最後に自分はもう若いという範疇ではないかもしれませんが、今回も白い心で新しい麻酔薬に接していきたいと思っています。同時に自分が教えられたことを伝えていければ幸いです。
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by yamorimo | 2007-02-10 00:09 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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