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超音波ガイド下末梢神経ブロック入門(4)

超音波ガイド下末梢神経ブロック入門の4回目。斜角筋間アプローチについて。

斜角筋間アプローチは、気胸の危険が少ないことからランドマーク法時代からよく行われてきた。胸鎖乳突筋の外側で、前斜角筋と中斜角筋の間(斜角筋間)を触れてそこに針を刺入する方法である。適応は肩から上肢の手術。私は、腱板断裂の修復術、肩人工関節と上腕骨の近位骨折などに使っている。腱板断裂では、0.75%アナペインを20ml程度使うとブロック後約10時間くらいは鎮痛薬が不要である。その後は他の鎮痛法が必要となる。

エコーガイド下ではランドマーク法時代とは、アプローチが異なる。
まず、輪状軟骨の高さで、気管、甲状腺、総頸動脈、内頚静脈と順に外側へたどって行く。内頚静脈の外側に前斜角筋と中斜角筋を同定し、その間に複数の円形の低エコー性の構造物(腕神経叢)を確認する。

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ブロック針は、プローブに平行に外側、あるいは内側から刺入する。はじめのうちは神経刺激併用をお勧めする。

尚、電脳麻酔入門にビデオをアップロードしたのでご参照いただきたい。
このビデオでは外側からアプローチしている(画面左が内側)。ブロック針が中斜角筋を貫いて、最後にプツンという感じで筋膜を貫通すると同時に、筋肉が収縮しはじめるのが分かるだろうか?その後、局所麻酔薬を注入している。拡がりもエコー下に確認できる。
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by yamorimo | 2007-01-18 20:39 | PNB | Trackback | Comments(0)
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