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超音波を使った鎖骨下静脈穿刺 続

昨日の鎖骨下穿刺について、A医大のS先生から自分は鎖骨に平行にプローベをあてて平行法でやっているというコメントをいただいた。
昨日紹介した方法だと、鎖骨にほぼ直角にプローベを当て、血管の横断面を描出して針を交差法で刺入することになる。一方、S先生の方法では血管の縦断面を描出して針をブローベに平行に刺入する。針の全長が確認できるのでこちらのほうが安全かもしれないのと、針の刺入角度がより皮膚に平行に近くなるだろう。

文献としては、Circ J 2005;69:1111-1115がある。何故かコンベックスを使っている。

このように超音波ガイド下での穿刺には交差法と平行法がある。交差法は感覚的には簡単そうだが、実際に針先をみるのは困難だ。少し針を動かして周辺の組織の動きとして画像上で確認することになる。
平行法はその点針の全長をみることができる上、ガイドワイヤーが血管内に入っていくのも観察できるなどメリットが大きい。ただ、正確に超音波ビームの中で針を操作するのにはそれなりに慣れが必要だ。鎖骨下の場合も針の方向がずれれば、そこは肺だったり動脈だったりするのでどちらにしても内頚静脈で慣れてから挑戦して欲しい。

最後に琉球大学の徳嶺先生の文献がインターネットで読めるので紹介しておく。
エコーガイド下中心静脈穿刺の本当の恩恵は鎖骨下静脈穿刺にあるという意見には全く賛成だ。あと、交差法の問題点や細かなテクニックが書かれています。

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by yamorimo | 2006-12-19 23:21 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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