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なんちゃってTIVA

sanuki先生のブログでなんちゃってTIVAが紹介されている。これも旭川で話題になった概念だ。翌日のランチョンで少し取り上げようと思ったのだが時間がなくて準備できなかった。

私は基本的に全身麻酔=バランス麻酔だと思っている。ところが吸入麻酔薬だとこの意識がなくてもなんとなく麻酔できてしまう(ちなみに旭川ではアンバランス麻酔という言葉も提唱された)。そんな人がそのままTIVAをやってしまうとなんちゃってTIVAになるのだろう。逆にきちんとバランス麻酔としてのTIVAが実践できれば、バランスド吸入麻酔というのも可能になる。こうなると金曜日のランチョンでのK先生の話ではないが、プロポフォールもセボフルランも一緒と考える研修医がでてきてもおかしくない。以前紹介したバランス麻酔のレベル3の麻酔が理想だと思っている(TIVAの場合はレベルを想定していなかった)。

レベル1
笑気-セボフルラン麻酔
フェンタニルは導入時、あるいは執刀時以降は使わない。

レベル2
空気-セボフルラン麻酔
地球環境のことなど考えて笑気の使用は注意した。セボフルランの濃度はMACを考えて2-3%は使っている。フェンタニルは導入時 and/or 執刀時以降は使わない。

レベル3
空気-セボフルラン-フェンタニル麻酔
フェンタニルの使い方を覚えて、セボフルランはこれまでよりずっと低い濃度で維持できるととが分かってきた。1.5%程度を使用している。フェンタニルの投与は術中は2-3ng/ml、覚醒時は1.5ng/ml程度を目安に手術、患者に応じて増減している。フェンタニルを使うと覚醒が悪いというのが迷信だったと実感できるようになってきた。

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by yamorimo | 2006-11-03 09:15 | 麻酔 | Trackback | Comments(0)
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