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バランス麻酔のレベル分類

私が考えるバランス麻酔のレベル分類を紹介する。麻酔法としてはセボフルランをベースとした麻酔を想定した。

レベル1
笑気-セボフルラン麻酔
フェンタニルは導入時、あるいは執刀時以降は使わない。

レベル2
空気-セボフルラン麻酔
地球環境のことなど考えて笑気の使用は注意した。セボフルランの濃度はMACを考えて2-3%は使っている。フェンタニルは導入時、あるいは執刀時以降は使わない。

レベル3
空気-セボフルラン-フェンタニル麻酔
フェンタニルの使い方を覚えて、セボフルランはこれまでよりずっと低い濃度で維持できるととが分かってきた。1.5%程度を使用している。フェンタニルの投与は術中は2-3ng/ml、覚醒時は1.5ng/ml程度を目安に手術、患者に応じて増減している。フェンタニルを使うと覚醒が悪いというのが迷信だったと実感できるようになってきた。

レベル4
空気-セボフルラン-フェンタニル麻酔+α
レベル3の麻酔に加えて、硬膜外麻酔、エコーガイド下末梢神経ブロックなどを併用して鎮痛を図っている。

レベル5
達人の領域
私のバランス麻酔の師匠、これまではセボフルラン濃度は1%程度でということだったが、この前お会いしたときは、0.5%で充分といわれていた。その分鎮痛をしっかりということなのだが、これは相当の年期が必要か?

私が今考えているのは、レベル3の麻酔に加えて今後どうしていくかということ。レミフェンタニルが出ればレベル3までは容易に到達できる。今年も課題は+αの部分でその決め手のひとつが末梢神経ブロックだと考えている。
なおTIVAは難しいという意見もあるがレベル3の人であれば、セボフルランもプロポフォールも大差ないものだということがわかるだろう。麻酔導入時に薬剤の感受性を確認できるプロポフォールのほうが簡単に使える場合も多い。
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by yamorimo | 2006-03-19 23:59 | 麻酔 | Trackback
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